【名探偵コナン】情報はカラスから。３

８５羽 ページ7

「貴女風に言うと‘‘本能’’…かしら？」


あー何かこの感じ不二子姐に似てる。
口喧嘩で勝てない相手ってすぐわかるよね！


「フフッ…A 何飲むの？」

『スコッチ，ストレート。』


即答したら意外そうな顔をされた。


「へぇ…バーボンじゃないのね。
ライなんてどう？貴女 気に入ると思うわよ？」


勘弁して…覚悟して来たのに怖くなって来たわ…。


「意外ね…スコッチに思い入れでもあるのかしら？」


思い入れ…は別にないけど。
普通に味が好きなのと，


『初めて飲んだお酒だからかなー？』

「ふーん」

『そう言うベルモットは，スコッチになんかあんの？』


‘‘スコッチ’’妙に引っかかる。
秀一さんも零さん妙に反応してたし…
私が知らない何かを知ってるはず


「…Aが知っても意味のないことよ。」

『組織関係って事か。』

「はぁ…ほんと，頭がキレるのか抜けてるのか。」


ため息！？酷いなぁ…！


「…ネズミのCNよ。消されたけど，公安だったらしいわ。」

『ふーん』

「聞いといて，興味なさそうね？」

『ベルモットも同じだったし！』


興味ない訳ないよ？
組織に潜入していた‘‘公安’’のスパイがスコッチ。
零さんと同じ…で，秀一さんとも知り合い？


「お待たせ致しました。スコッチ ストレートと
ドライ・マティーニです。」


運ばれね来たグラスを持ち乾杯して飲んだ。


『んー美味し。』


今日で最後にしよ…スコッチ飲むのは。
そんなこと考えながら飲んでたら，ベルモットが顔を覗き込んで来た。


「…A，貴女…男でもできたの？」

『ブッ！』


驚きすぎて吹いた。何なの！？いきなり！
テーブルを拭きながら睨んだら，微笑みが帰ってきた。


「アラ？もしかして図星？」

『どうでもいいっしょ…』


ベルモットのペースに乗せられると疲れるわ。
今もどっと疲れがきたし…！

その後は，普通に世間話をしてお開きになった。
時刻は，ＡＭ１：００。朝帰りだ…
支払いをして，ベルモットはハーレーにまたがる。
あ，飲酒運転なのは気にしないで。(真似しないでね)
私はタクシーです！


「じゃあ，また飲みましょうね？」

『…いいケド』


いつものように‘‘フフッ’’と笑って去ってった。
どうしよ…楽しかったわ。口に出さないけど。

さて，帰りますか。
スマホでタクシーを呼ぼうと画面をつけたら，GPSマップのイケの表示が私の家で燦然と輝いてるよ…！
何で…何で家に秀一さんいんの！？

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