【名探偵コナン】情報はカラスから。３

１１８羽 ページ40

『じゃ〜追加頼んでいいですか？』

「珍しいですね？」

『空腹で死にそうなんで…』

「それは，大変！Aさん何食べます！？
急いで作ります！」


ん…今の梓さんの可愛いさでお腹いっぱいになりそうだわ。


『じゃあ…サラd「ハムサンドですね！わかりました」


何がどうわかったんです！？
零さんが一方的にオーダーを取ってすぐさま作り始めた。


「最近食べてないですよね？サラダなんて僕が許しません！」


…まぁいいや。美味しいのは確かだし〜！
ハムサンドが来るまで，アップルパイを食べて待ってたら…


チリンチリン


「あ，Aさん」

『うわ，』


はい。工藤クンの登場です。
事件が起こる確率が上がったぞ〜。…ん？


「誰や？このえらいべっぴんな姉ちゃんは！？」


工藤クンの後に店内に入って来た，零さん並みの褐色肌で大阪弁を使うヒトが私を見て指差す。


「あ，そう言えばまだオメーに紹介してなかったな。」


と小声で言う工藤クンの砕けた喋り方からすると，正体を知ってんのかな？へ〜そんなヒトいたんだ。


「Aさん こっちで一緒に食べない？」

「は？お前アホか！」

「大丈夫だ…ね？Aさんいいよね？」


それは，もう強制だよね。
アップルパイは食べ終わったから，リンゴジュースだけ持って 窓側のテーブル席に移る。


「この人は，A Aさん。
俺の正体を知ってる。(小声)」

『どーぞよろしく』

「はぁ？」

「で，Aさん。コイツは服部平次。
聞いたことあるだろ？」


おぉ，西の高校生探偵か。なるほど〜。
これは，もう事件起こるの確定なんじゃ…？

服部クンが関西人だからか，すぐ仲良くなれた。
やっぱ喋りやすいってのが大きいなー。

話は，今時の男子高校生らしく恋話になった。


「しっかし…わざわざ来るかねぇ 東京に…」


どうやら，錦座のイルミネーションをカノジョと
一緒に見に来たらしい。目的は，告白だろーね。
いいね〜カノジョさん！男前なカレシだぞー？


「うるさいわ ボケ！わざわざロンドンに行って告った奴に言われたないわ！」

「オレの場合は…たまたまそこがロンドンだっただけで…」


面白いから，２人の会話をりんごジュースを飲みながら眺めることにした。


「それよりいいのかよ？今日で？」

「あん？」

「日付けだよ！」

「あぁ せやったなァ…よりによって今日は…」

「１３日の金曜日だからですか？」


ブッッッ！
やべ，りんごジュース吹いた。

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