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影春side
ギュッと包み込まれる
『お前はまだ子供だ。だから我儘言っていい。辛いって言っていい。今まで溜め込んだ分泣けよ』
影春「う"っう"あ"ぁぁぁぁあ!!!」
10分くらい響ちゃんの腕の中で泣いた。久しぶりだった。誰かの温もりに触れたのも
影春「僕ね、好きになった人を殺しちゃうの……殺したくなるくらい好きになっちゃうの……こんな自分大嫌い……!」
本当は呪詛師になんてなりたくなかった……呪術師として、人を助ける側に居たかった
『お前のおかしてきた罪は消えない……けどさもうお前は自由なんだ。』
影春「ッあのね……僕の身体には爆弾が埋め込まれてるの……任務失敗したり捕まったら爆破されちゃうの」
『……そう』
影春「どうせ死ぬなら響ちゃんに殺されたい」
『……わかった』
「「「え?」」」
士道「殺すってマジ?」
『うん。最後くらい望みを叶えてあげないとね』
『結界・黒』
と黒い結界を張る響ちゃん。一般人に見せないようにしてるんだろう
影春「響ちゃん」
『なに?』
影春「"愛してる"よ」
『ありがとう。私を愛してくれて。そしてさようなら』
響ちゃんが触れた部分から崩れていく
影春「あり、がと……」
本当の笑顔なんていつぶりだろか……
『もし来世というものがあるのなら今度は友達として会いたいな』
最後まで君はキレイで優しいね……
____
響side
嗚呼、また人を殺めちゃったなぁ
凛「本当に殺したのか……」
『うん……』
どんなに蔑まれてもいい。一般人からしたら人を殺すのは重罪だろうから
潔「で、でも死体は?」
『私が壊したから死体はないよ』
士道「お前何者?」
やっぱり距離置かれるよね……
千切「犯罪だぞ」
氷織「響……」
失望されたっていい。私はコイツらを守るだけだから
シュンッ
五条「やっほー響」
『!悟』
五条「呪詛師の影春裕也。始末できたみたいだね」
カイザー「誰だお前は」
五条「僕?僕は五条悟。東京都立呪術専門学校の教師。よろしくね〜」
乙夜「不審者(ボソッ」
『ふっw悟不審者扱いされてるぞw』
五条「はぁ?!酷い!」
ゆず「ん、ん〜……」
五条「お、君が特級呪霊を産み出した張本人だね!顔はいいけど顔だけだね〜」
ゆず「い、いきなりなによ!!というか影春くんは?」
五条「死んだよ」
ゆず「え?死?」
ゆっくり私を見る藍川さん
ゆず「なんでアンタが死んでないのよ!!」
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ミルクティー - 夢主と伏黒もう恋人といって良いのでは?でも、夢主もまだ、未練あるのに驚き👀‼️ (4月4日 11時) (レス) @page18 id: 12753137d6 (このIDを非表示/違反報告)
首 - えっ゛すぅううう…好きです!応援してます! (1月10日 19時) (レス) @page16 id: fdf53574e6 (このIDを非表示/違反報告)
使い古した絡繰り人形 - コメント失礼します。響ちゃん好きです!!かっこかわいい、強い、後輩に優しいがぶっ刺さりました!!続きが気になりすぎる…!!更新頑張って下さい! (1月2日 22時) (レス) @page9 id: 28472857ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひな | 作成日時:2023年12月28日 16時