1 ページ2
氷織side
『ねぇ羊くん』
またネチネチ言うんか？そういうの嫌やって言っとるやん
氷織「…なに」
『別れよっか』
え……？
氷織「な、に言うとるん？」
『羊くんには藍川さんが似合ってる。あの子といる方が楽しいでしょ。だから別れよ？』
なんて悲しい話をしてるはずなのに笑顔を絶やさない響……
『サヨウナラ』
と夕日に照らされた響の笑顔。今まで見たことのない……綺麗な笑顔だった……
明日になったら会える…ちゃんと話し合いせんと……
＿＿＿＿
翌日
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ
響はまだ来てない……なんで？
担任「えー、みなさんに言わなければいけないことがあります。黒川さんが転校しました」
氷織「は……？」
そんなの聞いてない……なに勝手にいなくなっとるん？
＿＿「…ょ……ぅ…！羊！」
氷織「ﾊｯ!な、なに？」
ゆず「もう！昨日のゲーム！新ステージが出るから今日やろうよ！」
氷織「あ、うん」
ゆずは響がいなくなってなんとも思わんの？
それからの授業は覚えてない……どうやって帰ったのかも……
束縛が嫌って言ったのは自分なのに……冷たい態度とって自分から離れようとしたのに……今更になって響に戻って来てほしいなんて……
氷織「う"っふっぅ……ｸﾞｽｯ」
会いたい……会って話がしたい。無い物ねだりだとわかってる。今更だってわかってる
本当は告白してくれたのが凄く嬉しかった。泣きながらも嬉しそうに笑う顔がかわいかった
好きや
大好き
愛してる……
離れてからわかった響がどれ程大切な存在か……
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ
氷織「ゆず……もしもし……」
ゆず「《もう！羊！ゲームするって言ったでしょ！》」
氷織「ごめん、今日は気分やないねん。また今度な」
ﾌﾟﾂｯと電話を切る
勿論、悪いとは思っとる……けど響がいなくなったショックの方が大きい……
僕ダメダメやん……いつも響に頼ってたから……いつも隣にいるものだと思ってたから……だからこそ精神的ダメージが大きいんや
氷織「響……戻ってきてや……(ﾎﾞｿｯ」
一筋の涙が零れ乾いた笑い声が部屋に響く……
母「羊！手紙きとるよ！」
？なんやろ……
＿＿＿＿＿＿
強化指定選手に選出されました
＿＿＿＿＿＿
サッカーか……？
氷織「有名になったらまた会えるやろか……」
＿＿一方その頃
『へくちっ！』
野薔薇「かわいいくしゃみね」
『結構気にしてるんだけど……』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 103人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミルクティー - 夢主と伏黒もう恋人といって良いのでは？でも､夢主もまだ、未練あるのに驚き👀‼️ (4月4日 11時) (
レス) @page18 id: 12753137d6 (このIDを非表示/違反報告)
首 - えっ゛すぅううう…好きです！応援してます！ (1月10日 19時) (レス) @page16 id: fdf53574e6 (このIDを非表示/違反報告)
使い古した絡繰り人形 - コメント失礼します。響ちゃん好きです!!かっこかわいい、強い、後輩に優しいがぶっ刺さりました!!続きが気になりすぎる…!!更新頑張って下さい! (1月2日 22時) (レス) @page9 id: 28472857ff (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひな | 作成日時：2023年12月28日 16時
