緑谷出久の成り代わり？マジか…… (ページ3)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:569 hit

2 ページ3

出久side

ｽﾞｷﾝｯ

『ん"……痛い……』

ここは……病院……？

引子「出久？出久！！」

ギュッと抱き締められる

引子「よかった……！よかった……！(ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ」

『苦しいよ、母さん』

おい、神。どういう状況？

《神「君は轟家の問題を解決するためにエンデヴァーと戦ったんだ。その時気絶したみたいだね」》

？「あの……出久くんにお礼が言いたいんです。お時間いいですか？」

足元には幼少期の轟焦凍……この綺麗な人はお母さんか？

冷「出久くん。」

『はい』

なにを言われるんだろうか……

冷「私たちのことを救ってくれてありがとう。出久くんがいなかったらきっと私たちは壊れていたわ。だからお礼を言わせて本当にありがとう」

『いえ、僕がしたくてしたことですので』

轟「出久くん……」

『どうしたの？焦凍くん』

轟「助けてくれてありがと」

冷「ほら、貴方も」

炎司「す、すまなかった。子供に怪我をさせてしまった。それからありがとう。家族についてしっかり考えることができた」

『家族に謝罪はしましたか？』

炎司「嗚呼……」

『ならよかった。謝ることができた時点で家族に一歩寄り添えた証です。これから貴方がやってきた横暴は許される訳ではありません。ですが一歩ずつ正しくあろうとする姿勢が出来ている

次は家族にとってもヒーローと思われる行動をしましょう……なんて、子供が、他人が口出ししていいことではありませんが……』

冷「そんなことないわ。私たちは貴方に救われたのですもの」

轟「出久くん。僕ね、出久くんみたいなヒーローになりたい」

『僕も負けないよ。一緒に最高のヒーローになろう』

轟「！うん！」

＿＿＿＿
冷side

この子は本当に子供なのかと疑ってしまう程に大人びている。この子は私たちにとってヒーロー……

引子「すいません。うちの子がズカズカと……」

炎司「い、いえ……むしろ助けられました」

引子「あの子不思議でしょ？まるで大人みたいな立ち回りをするんです。

それにあの子"壊れかかった絆でもまだ間に合う。だから僕が救ってあげるんだ！他人に言われてわかることもある！"って飛び出して行ったんですよ」

そんなことを……

冷「そうだったんですね……改めてお礼をさせてください。本当にありがとうございました」

引子「ふふ、あの子も喜ぶと思います。人助けが好きな子ですから」

なんて会話をかわす

あの子はきっと良いヒーローになる