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久留美side
治……出ていくって本当かしら……
いや、きっと気を引きたいからに決まってるわ
久留美「目が覚めちゃったわね……」
ガタッ
久留美「!」
もしかして治本当に出ていくの?
久留美「治待って……!」
!黒服の人?誰なの?
?「あ、すいません。治くんをこちらで預かる五条悟です」
久留美「なっ!」
五条「彼には人を助ける才能がある」
久留美「治の、意志なんですか……?」
『一度捨てようと思った命だ……誰かのために使うのも悪くない。じゃあな。久留美さん』
嗚呼、あなたにはもう母親に見れてないのね……
そうよね……何度もいないもの扱いして……酷いこともたくさん言ったもの
久留美「ごめんなさい……治……」
『俺のことはもう忘れていいよ……"母さん"』
久留美「!」
最後にそんなこと言うなんてズルいわよ……
ポロポロと涙が溢れる
久留美「どうか……強く生きて……」
__________
五条side
五条「いやぁ泣けるねぇ」
最後に認めるなんて……治は本当に優しいねぇ
『別に最後の言葉くらい残してもいいと思っただけだ』
五条「そ、じゃあ飛ぶよ!」
『は?飛ぶ?』
シュンッ
『ここは……?』
お、意外と冷静……
五条「東京都立呪術高等専門学校。略して高専!さて、これから面接だよ」
『俺まともなこと言えねぇけど……』
五条「大丈夫、大丈夫!逆にその方が入れる確率高いから!」
『(本当に大丈夫だろうか……)』
__
夜蛾「5分遅刻だ、悟」
『キモカワ……』
五条「あれかわいいの?」
『かわいい』
夜蛾「……一ついるか」
『いいのか?』
夜蛾「さて、お前はなぜここに来た?」
治はなんて答えるのかな?
『自分の力の使い道を知りたい。他の人間より優れた力を持つならそれを正しい使い方をしたい……』
あれ?案外まとも……
『って言うのは建前。本音でもあるが……
家族に今まで散々な思いさせられたからせめてもの仕返しに強くなって見返してやりてぇと思ってる。絶対兄である斉木楠雄を越えてやる』
夜蛾「ほぅ……合格だ」
五条「ははっ!よーし!!教え子も一人増えたことだし!今日はタコパでもやろう!」
夜蛾「悟は任務があるだろ」
五条「ちぇ……ま、取り敢えず部屋に案内するね。ついといで〜」
僕に半歩後ろをついてくる治。なんだろう親鳥になった気分……
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かちかち太郎丸 - とても面白いです!王道な展開キタコレ!って思ったけど、キャラ一人一人の心情も考えられててめちゃ楽しかったです!!!頑張ってください‼︎ (12月14日 23時) (レス) @page11 id: b4989b061f (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 白熊さん» わかりました。追記しておきます (11月1日 8時) (レス) id: a69d57f3c5 (このIDを非表示/違反報告)
白熊(プロフ) - ひなさん» 嫌なら見るなって… ならばせめてワンクッション・注意書きは必要です。それだけでも追記お願いします。避けようがありませんもの。 (11月1日 8時) (レス) id: 554a786822 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 白熊さん» あくまでフィクション。これからどんどん和解していくように物語を進めるつもりです。もしそれが嫌なら読まなければいいだけのことです。ですがご意見ありがとうございます。この先も投稿は続けたいと思っております (11月1日 7時) (レス) id: a69d57f3c5 (このIDを非表示/違反報告)
白熊(プロフ) - 斉木両親を侮辱したことが、あんな発言・思想をさせたことが何より許せないが総括です。長ったらしくすみません。長文失礼しました。御返答のほどお待ちしております。 (11月1日 0時) (レス) id: 554a786822 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひな | 作成日時:2023年10月30日 20時