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楠雄side
久留美「くーちゃん!大丈夫?怪我はない?」
楠雄「[僕は大丈夫だ……けど……治が……]」
國春「治?治がどうしたんだ!」
五条「治くんの両親ですか?」
久留美「たしか貴方は五条さんでしたね……お、治は!」
五条「今は眠っていますが片腕がありません……いつ目覚めるかもわかりません」
久留美「なんで……なんで貴方が守ってくれなかったのよ!!」
と激怒する母さん
楠雄「[治は僕を守ったんだ……だから片腕を……]」
あの光景を思い出すだけで手が……声が震える……
五条「彼は命懸けでみんなを守った。これだけはわかってください。治は本当は貴方たちを"愛している"と」
久留美「ポロポ)治に、会わせてください」
______
久留美side
体育館に入るとクレーターや血溜まりがある……あれは治の血なの?
五条「硝子。治の両親だ」
硝子「嗚呼。治くんはこちらです」
生きてる……のよね?制服は血まみれで肺の辺りはシャツが破けてるけど……いったいなにと戦ったの……?
『スゥ……スゥ……』
國春「治は……死にませんよね……?」
硝子「死にませんよ……もう少し遅れていれば危なかったですが止血もしっかりできていましたし……ですがいつ目を覚ますのかは彼次第です」
國春「そうですか……」
なんで治なの?こんなボロボロになるまで戦って……
久留美「よく頑張ったわね……グスッ」
と治の頭を優しく撫でる……早く目覚めますように……
五条「とりあえず◯◯病院に入院させるか」
硝子「嗚呼、それがいいな」
__2ヶ月後
久留美「治。今日も来たわよ」
國春「今日はポカポカ!日向ぼっこできるぞ〜」
楠雄「[特別にコーヒーゼリー持ってきてやったぞ。それと今日転校生が来てな__]」
目覚めない治に今日あった出来事を話し続けるくーちゃん……いつ目を覚ますか分からない……いつ起きても良いように毎日時間があれば病院に足を運ぶ
國春「なぁ治……早く目を覚ましてくれよ……話したいことも謝りたいこともたくさんあるんだ……」
と弱気なパパ
看護師「そろそろ面会終了です」
久留美「あ、はい」
楠雄「[明日もまた来る]」
國春「治、また明日な」
ねぇ治……早く目を覚ましてね……
最後に治の頭を一撫でする……もし起きたらご馳走たくさん作ってあげるからね
?「なぁんだ死んだと思ったのに……運の良い奴……(ボソッ」
?今誰かの声がしたような……
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かちかち太郎丸 - とても面白いです!王道な展開キタコレ!って思ったけど、キャラ一人一人の心情も考えられててめちゃ楽しかったです!!!頑張ってください‼︎ (12月14日 23時) (レス) @page11 id: b4989b061f (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 白熊さん» わかりました。追記しておきます (11月1日 8時) (レス) id: a69d57f3c5 (このIDを非表示/違反報告)
白熊(プロフ) - ひなさん» 嫌なら見るなって… ならばせめてワンクッション・注意書きは必要です。それだけでも追記お願いします。避けようがありませんもの。 (11月1日 8時) (レス) id: 554a786822 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 白熊さん» あくまでフィクション。これからどんどん和解していくように物語を進めるつもりです。もしそれが嫌なら読まなければいいだけのことです。ですがご意見ありがとうございます。この先も投稿は続けたいと思っております (11月1日 7時) (レス) id: a69d57f3c5 (このIDを非表示/違反報告)
白熊(プロフ) - 斉木両親を侮辱したことが、あんな発言・思想をさせたことが何より許せないが総括です。長ったらしくすみません。長文失礼しました。御返答のほどお待ちしております。 (11月1日 0時) (レス) id: 554a786822 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひな | 作成日時:2023年10月30日 20時