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姫野side
ジッと遠くから悪女の相原ゆいを見つめる
私がヒロインでしょ?私が一番かわいいでしょ?なんで?なんで、なんでなんで!!
『あ、姫野だ。どした?』
姫野「ぇ、あ、た、大我くん……」
國神「とっとと教室戻ろうぜ」
士道「えー、まだ離れたくねぇ……」
相原「うっ(てぇてぇ……)」←遠巻きの相原ゆい
『真面目に授業受けろとは言わねぇけど教室にいるだけで違うぞ。士道は自頭いいんだから』
士道「……はーい」
潔「俺たちもこっちだからじゃあな」
『おう』
蜂楽「はーぁ、早くサッカーしたぁい」
『我慢だ』
大我くん…唯一私に靡かない男の子。そもそも異性として見られてる?他の人たちは顔を染めたりしてくるのに……どんなことしたら私の方見てくれるかな……?
『姫野?とっとと教室行くぞ』
姫野「あ、うんっ!」
ガラガラガラ
教室に戻ると机に落書き……クスクスと笑い声も聞こえる
『あーぁ、ひでぇな。こりゃ……こういう小癪な真似してくる奴ってホント嫌いだわ』
大我くんの瞳から光が消える
國神「バケツと雑巾持ってきたぞ」
『サンキュー國神。さて、落ちるかな……』
姫野「え?ぁ、いいよ!自分でやる!!」
『たまには誰かに頼るのも大切だぜ?』
あー……やっぱり"好き"……だなぁ
姫野「ぁ、ありがとう」
『おう』
と短く返事をして机を綺麗にしてくれる
_チラッと時計を見る大我くん
『そろそろ授業始まるな…とりま気にならない程度には綺麗にしたから』
姫野「あの!今度どこかにお出掛けしよ?お礼もしたいし」
『おー、いつがいい?』
とスケジュール表を開く大我くん
姫野「た、大我くんの時間があるときでいいよ!」
『それだと出掛けれないな。俺毎日ジム通ってるし』
姫野「え、じゃ、じゃあ今週の土曜日!9時に駅前でどうかな……?」
『オッケー9時な』
これでデートには誘えた!!
「愛ちゃんやるね〜!」
「大我くんとデートだなんて!」
きゃっきゃと騒ぐ友達
姫野「えへへ♪楽しみ〜♡」
____夜
姫野「お姉ちゃん!どっちの服がいいかな?!」
姉「なになに?デート?」
姫野「山田大我くんっていうんだけどチョーイケメンなの!!」
姉「写真ないのー?」
姫野「あるよ!これ!」
と内緒で撮った写真を見せる
姉「はぁ……アンタそのストーカー癖やめな〜?」
姫野「ストーカーじゃないもん!」
ただ盗撮しただけじゃん
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バナナプリン - めちゃ好きなんですが!!!男主の性格の塩梅がすごいちょうどいいです!!🍌 (2月13日 0時) (レス) @page8 id: 2d27e83292 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひな | 作成日時:2023年10月23日 16時