私じゃダメだった

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梅side


梅「春！！クレープ食べに行きましょ！！」


春「ひなちゃんも一緒？」


梅「こ、これから誘うわ！！」


言葉選びに気を付けないと……


梅「ね、ねぇ((「み、水樹さんいますか！！」


チッ誰よ


『はーい？あ、君サッカー部の……山田くん……だよね？』


山田「うん。そ、その……今から校舎裏に来てくれない？」


まさか告白？お兄ちゃんに連絡しないと！！


＿＿＿＿
妓夫太郎side


ﾋﾟﾛﾝ♪


妓夫太郎「あ？」


梅からか……


内容はひなが男に校舎裏に呼び出されたと言う内容……


沸々と怒りが沸いてくる


告白でもされるのか？俺の隣を引っ付いて歩いてたあのひなが？


妓夫太郎「許せねぇんだよぁあ……！」


ギュッと携帯を握りしめる


＿＿＿＿
梅side


春「ば、バレないかな？」


梅「大丈夫よ」


と言うが内心バクバクだ
お兄ちゃん以外と付き合うなんて許さないんだからね


山田「ずっと前から好きでした！！付き合って下さい！！」


ひなが声を出す瞬間


妓夫太郎「コイツは俺のもんだからなぁあ、ダメなんだよなぁあ」


とお兄ちゃんがひなを後ろから抱き締めた


山田「ﾋｯ!謝花妓夫太郎……」


『先輩……？』


梅「そうよ！！アンタなんかにひなは渡さないんだから！！」


春「そ、そうだそうだ！！」


と私たちも我慢できずに茂みから出てきてしまった


春「山田くんだっけ？貴方じゃひなちゃんに釣り合わないよ」


と冷たく言い放つ春


妓夫太郎「どうしてもコイツがほしいかぁあ？早く答えねぇとその喉笛かっ切るぞ？」


山田「す、すいませんでした！！！」


と逃げ出す


『あの……先輩……』


妓夫太郎「なんだぁ？」


『俺のもんとか期待させるようなこと言わないでください……あといつまで抱き締めてるんですか？』


妓夫太郎「わ、わりぃ……つい……」


良い雰囲気……


梅「お兄ちゃん！先に帰ってるわね！！」


春「ひなちゃん！男の人はみんなオオカミさんだから気をつけてね？」


『？うん』


＿＿＿＿
ひなside


ハグは終わったが両手は繋がれたまま……


妓夫太郎「あー……えっと、その……ピアス着けてくれてたんだな」


と耳を優しく触る妓夫太郎先輩


『初めて貰ったプレゼントですから……』


妓夫太郎「俺のこと忘れてなかったんだな」


『私の世界は貴方中心です。忘れるなんて出来ません』


私はずっと



『ずっと愛してますから』

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