笑い方 (ページ9)

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乾side

ポスッとひなの頭を撫でる真一郎くん

真一郎「あんまし無理に笑わなくていいから、な？」

『あは、バレましたか？』

真一郎「ひなちゃんが思ってる以上に分かりやすいぞ？」

つうことはオレに向けてた笑顔は無理矢理作ってたのか？

『そのひなちゃんって言うのやめません？ひなって呼び捨てにしてくれていいんですよ？』

真一郎「いいの？！」

真一郎くんばっかりズルい……

『勿論です。そろそろ仕事しないとじゃないですか？』

真一郎「あ、そうだった。」

若狭「真ちゃーん。バイクのメンテに来た」

乾「！若狭くん」

若狭「おー、青宗とひなだ。久しぶりだな」

『今度ジム行きますね』

若狭「いつでも歓迎する」

乾「オレも行っていい？」

若狭「おう、来い来い」

伝説に教えられるなんてこんないいことねぇし……なによりひなをとられるわけにもいかねぇ

ふとひなを見るとバイクをいじってる真一郎くんを見ている……オレが言うのもなんだけどつまんなくねぇのかな？

真一郎「ふんふふーん♪」

若狭「真ちゃんほんと楽しそうにバイクいじるよね」

『確かに楽しそうですね』

ジッとひなを見つめる。真一郎くんを見る目はオレらに向けられたことのない優しい目をしている

若狭「あー、青宗。金やるから飲みもん買ってきてくんね？」

乾「え？あ、うん」

と1000円を渡される。たしか近くにコンビニがあったな……そこで買おう

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若狭side

『？イヌピーくんじゃなくても私に行かせればよかったのに……』

若狭「いいのいいの。」

にしても罪な女だな～ひなは……どんだけ惚れさせてんだよ。しかも本人は自覚ないし……

ま、こんな美女放っておく方がおかしいか……

真一郎「んー！ちょっと休憩……あれ？青宗は？」

若狭「パシった。金は渡したしいいでしょ」

真一郎「お前なぁ……てか一服していい？」

若狭「オレはいいけど……ひなは？」

『？気にせず吸っていいですよ』

真一郎「わりぃな」

若狭「ちゃんと換気してよ？」

真一郎「わかってるって」

とタバコを吸い始める真ちゃん。あれ？そういえば

若狭「ひなってタバコ苦手じゃなかったっけ？」

真一郎「え"っそうなの？」

『？真一郎くんのタバコの匂いは好きですよ？(なによりかっこいいし……なんて言ったら絶対調子乗るから言わないけど……)』

出た、天然たらし