笑い方 (ページ15)

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真一郎side

ボロボロと涙を溢すひな

真一郎「え、あっい、嫌だったか？」

『違う……嫌ではないんです……安心して……側にいていいんだってｸﾞｽｯ』

真一郎「大丈夫、これからはオレが守るから……愛してるよひな」

『私も……ｸﾞｽｯ愛してます』

ギュウッとオレを必死に抱き締めるひな。こんな時でさえかわいいと思ってしまう

真一郎「取り敢えず家行こうぜ」

『み、みんなの邪魔になりませんか……？』

真一郎「ならねぇよ。オレん家全員お前のこと大好きだから、な？」

ニカッと笑って見せれば安心したような顔をするひな

『ぁ、で、でもマイキーとかいるし……』

んーどうしたもんか……

真一郎「あ！じゃあオレの部屋にいるか？」

『えっ』

真一郎「あっ！別に手は出さねぇから安心しろ？」

『ふふ、はい』

あ、笑った……よかった

真一郎「じゃ、飛ばすぞ！しっかり捕まってろよな！」

『はい！』

＿＿＿＿

真一郎「ただいま～」

エマ「おかえり！ひなさん大丈夫……？口元殴られたの？口の中切ってない？」

『大丈夫だよエマちゃん』

他の奴らは帰ったのか……

真一郎「エマ、ひなの手当て頼めるか？」

エマ「ガッテン！」

マイキー「(ひな大丈夫かな……)」

イザナ「ｿﾜｿﾜ)」

エマ「じゃ、うちの部屋行こ？」

『うん……』

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
エマside

『エマちゃん……その……顔意外にも殴られたんだ……ずっと背中が痛くて……見てくれない？』

エマ「う、うん……」

バサッと服を脱ぐひなさん。体にはたくさんの痣ができていた

『ごめんね、こんなもの見せて……』

エマ「許せない！ひなさんをこんなに殴るなんて！！もう！痣が残ったらどうするのよ！！まったく！！」

『ははっ私のために怒ってくれてありがと。元気出たよ』

ポンポンと優しく撫でてくれるひなさん
こんなにいい人を殴るだなんてあり得ない！！

エマ「取り敢えず湿布貼っておくね」

『うん』

＿＿エマ「よし！これでOK！」

真一郎「エマー手当て終わったかー？」

あ、真にぃ

エマ「終わったよー」

真一郎「入るぞ。ひな大丈夫か？」

と問いかけるとギュッと真にぃに抱きつくひなさん……え？！も、もしかして？！

真一郎「おうおう……よしよし、いい子だな」

と言うとヒョイッとひなさんを抱き上げる真兄

真一郎「じゃ、コイツオレの部屋で預かるから」

エマ「2人って付き合った？」

真一郎「なんでバレた？！」