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マイキーside
なんでシンイチローにばっか警戒心弱いんだよ!!
しかもおでこにキス?!
いくらひながかわいいからって!!ズルい!!
真一郎「つぅか普通に思ったこと言えばいいだろ、素直になれバカ」
イザナ「それができたら苦労しねぇよ……」
真一郎「はぁ……ただでさえひなは精神弱いんだから、少しくらい優しくしてやれ」
マイキー「わ、わかってるし……」
でも反対の言葉が出るんだよ……どうしたもんか……
プルルルル
プルルルル
真一郎「お、ひなからだ。もしもし?」
「「!!」」
真一郎「うん、ん?うんそうだな……じゃあこれから家来るか?そうすれば寂しくないだろ?」
今から家に来るのか?!
真一郎「ん、おう。今から迎えに行く。じゃあな」(ピッ
マイキー「い、今からひな来んの?!」
真一郎「おう、今日泊まるって。エマにも言わねぇとな」
やべぇ、部屋片付けねぇと!!
_______
真一郎side
バイクを走らせること5分
ピーンポーン
ガチャっと扉が開きひなが抱き付いてくる
その体はカタカタと震えていた
真一郎「オレが来たからもう大丈夫だからな」
やっと顔を上げたと思ったら顔には殴られたような痣
?「おい、逃げんじゃねぇよ」
酒臭い……相当飲んでるな
真一郎「誰っすか」
叔父「あ?オレはソイツの叔父だ。お前こそ誰だよ」
真一郎「佐野真一郎です。ひなを殴ったのは貴方ですか」
叔父「だったらなんだよ。今からソイツはオレのサンドバッグなんだよ。テメェには関係ねぇだろ」
『急に帰ってきたと思ったら金渡せって……それで殴られて……』
なんだコイツ……性根が腐ってる
真一郎「娘に手ぇあげるなんて最低だな。しかも金渡せとか……娘さんはオレの家で預かります」
叔父「あ?」
『し、真一郎くん?!』
真一郎「オレは娘さんが好きです。好きなやつを守ってなにが悪いんですか」
叔父「チッ」
真一郎「行くぞひな」
と肩を抱きそのままあの男から離れる
『し、真一郎くん』
真一郎「ん、どうした?」
『そのさっきのって本当ですか?』
さっき?
《「オレは娘さんが好きです。好きなやつを守ってなにが悪いんですか」》
ブワッと顔が熱くなるのを感じる
オレちゃっかり告白しちゃってんじゃん!!!!
真一郎「あーもっとロマンチックに告白しようと思ってたのに……好きだ。こんなオレでもよかったら付き合ってくれませんか?」
この気持ち届くかな……?
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作者名:ひな | 作成日時:2023年8月28日 11時