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ひなside


鬼灯「家まで送って行きます」


『そうかえ?それじゃあお言葉に甘えて……』


妾の巣までゆっくりと歩きながら世間話をする。こういう時間が好きなのじゃ

穏やかな気持ちになれる……


鬼灯「あっという間についてしまいましたね……また来ます」


『いつでも来るとよい。お主ならば大歓迎するぞ』


鬼灯「ありがとうございます。ではまたの機会に」


『嗚呼』


巣についてベッドにボフッと倒れ混む


『今日も鬼灯はかっこよかったのぉ……手当てまでしてもらって……』


妾より大きなゴツゴツとした大きい手……


『んー、むず痒いのじゃ。胸がキュンキュンする』


さっきの2人のおなごたちは美人でかわいくて庇護欲をそそられるようなおなごたちであった……

それに引き換え妾は薄気味悪いし、目付きも悪い……

そんな妾を1人にしないでいてくれたのは鬼灯じゃった……優しく声をかけてくれた、名前をくれた……こんな化け物に……


『ハッ!いかんいかん、妾は直ぐまいなす思考とやらになる……気を付けなければ……』


鬼灯にそれで何度怒られたことか……
もし……あのおなごのどちらかに鬼灯を取られてしまったら妾はまた一人になるのか?

どちらか一方と逢い引きしている姿を見たら妾は……


なんて考えてると胸がズキズキと傷んだ……なんなのだ?これは……妾の知らない感情じゃ……


『ふぁっ今日は遠出をしたから疲れたのぉ……このまま寝てしまおう……』


と夢の中へ意識を落とした



______


チュンチュン


『ん、ん〜、朝かえ?』


今日も仕事じゃ、頑張るぞ!


せっせと支度を済ませいつもの岩場に座る


『年々亡者の数が増えておるのぉ……』


亡者「アガッ」


『ふむ、カバギコマチグモの毒はやはり強すぎるのぉ……安心せぇ主らはすでに死んでおる、苦しむだけじゃ。
ま、意識は飛ぶじゃろうがな』


ドサッ


亡者「お、鬼め!!こっちに来るな!!」


『妾は鬼ではない……妖怪じゃ』


シュルルッと手首から糸を出し亡者を引き寄せる


『お主はどの毒で痛めつけようか……んー実に迷う……そうじゃ!妾が新しく作った毒を使おう!ほれ、飲むとよい』


亡者「誰が飲むか!!」


無理矢理青い液体を飲ませると亡者がゴホゴホっと血を吐き出しながら倒れ混む


『どうじゃ?喉が焼けるようじゃろう?さぁ!もっと苦しめ。そして自分がしてきた悪行を振り替えるといい』


これだから人の苦しむ様は面白い

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Nami - 名前固定でも夢主(読者)…でいいんでしょうか? (8月19日 14時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
Nami - 悪女?が二人もいると鬼灯さん大変そう…😓 (8月19日 8時) (レス) @page6 id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひな | 作成日時:2023年8月18日 11時

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