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鬼灯side
『よかったのかえ?相当の美人じゃったが?』
鬼灯「貴方以上に素敵な人なんていません」
『ふふ、嬉しいのぉ』
さらさらと私の頭を撫でるひなさん。するりと頬に移動し親指の腹で撫でられる
目を薄めひなさんの手にすり寄る
『まるで猫のようじゃな。実に愛らしい……』
チュッと頬にキスを落とされる
顔に熱が集まるのを感じる……元からスキンシップの激しい方だがここまで来ると恥ずかしい……
チュッと仕返しに頬にキスを落とすと目を思いっきり見開くひなさん。だが直ぐに目を細めて嬉そうに微笑む
『嗚呼、本当に愛らしいな……』
愛華「あ!鬼灯さまぁ♡って隣の女は誰ですかぁ?」
鬼灯「この方は鬼蜘蛛の妖怪のひなさんです。名は私が付けました」
ジッと爪先から頭の上まで見る愛華さん
愛華「ふーん、よろしくお願いしますね!」
とひなさんに握手を求める
『嗚呼、よろしく』
ギュッ
『っ』
鬼灯「愛華さん!!強く握りすぎです!!あぁ、ひなさんの綺麗な手に傷が……」
愛華「え、ほ、鬼灯さm((鬼灯「消毒をしなければいけませんね……私の部屋に行きましょう」
まったく……傷痕が残ったらどうしてくれるんですかね
『すまぬのぅ、手当てを頼めるかえ?』
鬼灯「勿論です。さぁ行きましょう」
愛華「ちょっ!待ってくださいよぉ♡鬼灯さまぁこれからぁ一緒に甘味処に行きませんかぁ?」
鬼灯「退いてください」
愛華「そんな気味悪い女よりゎたしのほうが((鬼灯「邪魔だと何回言えばわかるんですか?」ヒュッ」
やっと邪魔者がいなくなりましたね
『鬼灯は少し言葉にトゲがある。気にすることはない。ではまた会えたらてぃーたいむとやらをしよう』
ひなさんは優しいですね……こんなぶりっ子でも相手にするんですから
鬼灯「ひなさん。行きましょう」
『そう急かしやさんな……』
スルッと自然に恋人繋ぎに変えてみる
『!これが恋人繋ぎというやつかえ?』
彼女を照れさせるのは至難の技ですね……
『(キュンキュンするなんて恥ずかしくて言えんが……妾自慢のぽーかーふぇいすとやらで平常心を保つしかないようじゃな)』
__
鬼灯「座ってください」
救急箱は……あ、あった
鬼灯「ちょっと染みますよ」
消毒液をつけたガーゼでひなさんの綺麗な手に出来た傷にあてがう
『うぅ、痛いが我慢じゃ……手を煩わせてしもうて申し訳ない。今度甘味処に行こうぞ』
こんな時でも彼女は優しい
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Nami - 名前固定でも夢主(読者)…でいいんでしょうか? (8月19日 14時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
Nami - 悪女?が二人もいると鬼灯さん大変そう…😓 (8月19日 8時) (レス) @page6 id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひな | 作成日時:2023年8月18日 11時