堪忍袋の緒が切れる瞬間 (ページ5)

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ジェイドside

ﾌﾛｲﾄﾞ「うぅ……ﾋｸｯヒナに嫌われたぁ！！！俺もう生きていけない！！うわぁぁぁん！！」

ｱｽﾞｰﾙ「騒がしいですよ」

ﾌﾛｲﾄﾞ「だって！！！」

ｼﾞｪｲﾄﾞ「フロイド。ちゃんと愛情表現してましたか？」

ﾌﾛｲﾄﾞ「愛情表現？」

ｼﾞｪｲﾄﾞ「監督生さんにしているようにハグしたり好きと伝えたりしてましたか？」

ﾌﾛｲﾄﾞ「そんなことしなくてもアイツなら汲み取ってくれるだろ……」

はぁ……聞いて呆れる

ｼﾞｪｲﾄﾞ「だからダメなんです。ヒナさんは不安になったんじゃないですか？フロイドだって１週間連絡取れなかっただけで不安になったでしょう？」

ﾌﾛｲﾄﾞ「……決めた」

「「？」」

ﾌﾛｲﾄﾞ「俺明日からヒナに好きって言う！！」

今更過ぎでは？
でもまぁ……

ｼﾞｪｲﾄﾞ「なにもしないよりは良いんじゃないですか？」

ｱｽﾞｰﾙ「問題は起こさないでくださいね」

＿＿翌日

ｼﾞｪｲﾄﾞ「おや？あそこにいるのはヒナさんでは？」

ﾌﾛｲﾄﾞ「！！ヒナーー！！！」

と大声で叫ぶフロイド

『ﾋﾞｸｯ)』

？「あ？ウツボ野郎か？」

ﾌﾛｲﾄﾞ「あ、トド先輩。二人きりでなにしてたの？」

ﾚｵﾅ「別に……俺の縄張りに誰か入ってきたから誰か見てただけだ」

『私も別に……花がキレイだったから見に来ただけ』

ﾌﾛｲﾄﾞ「ふーん。じゃあもう用はないよね？行くよ」

ﾊﾟｼｯ

おっとこれは……

『触らないで』

ﾌﾛｲﾄﾞ「ｯ謝るからっ！そんなこと言わないよ……！」

『なに？被害者気取り？』

ギラリとヒナさんの目が光り妙な緊張感に襲われる

『私に関わらないでくれる？貴方はユウちゃんが好きなんでしょ？』

ﾌﾛｲﾄﾞ「ち、違っ((『なにが違うの？(圧』

ヒナさんは怒ると怖いんですね……

ﾚｵﾅ「はぁ……痴話喧嘩なら他所でやれ」

『あっすいません。今出ていきます』

と先に植物園を出ていくヒナさん

ｼﾞｪｲﾄﾞ「ヒナさん。フロイドの話聞くだけ聞いてくれませんか？」

『はぁ……ジェイド、貴方いつの間にそんな頭悪くなったの？』

ｼﾞｪｲﾄﾞ「は……？」

『なにがよくてなにがダメか……それくらいわかるでしょ？同情かなにか知らないけどそれこそ惨めったらしい』

ｼﾞｪｲﾄﾞ「ッ……いつから貴方はそんな感情的になったんですか？」

『私は元から感情を表に出してるよ？今は貴方たちのそのたっかいプライドへし折りたいの』