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イザナside


鶴蝶「ん……って起きてたのか、日本に着くまでまだ時間あるぞ」


イザナ「あぁ」


鶴蝶「なんか機嫌いいな。いいことでもあったのか?」


イザナ「あ?あぁまぁな」


あぁ、本当にいい夢だったな……ひなの夢……昔と変わらずかわいい顔してたなぁ


思い出しただけでもニヤける……


イザナ「武道の結婚式だったか……あんなチャランポランが夫になるとか心配しかねぇんじゃねぇの?鶴蝶」


鶴蝶「あぁ、多少心配だが武道と日向さんならうまくいくだろ」


もうじき日本に着く
もしかしたらひなに会えるかもしれない。夢だけじゃなくて本物にも会いたい

ひなはオレのこと覚えてないだろうけどな……
夢でも覚えてなさそうだったし……


ふともう一度目を閉じ強くひなのことを念じるとさっきの部屋に目線が戻った


ひなはテレビを見ながら缶ビールを飲んでる


イザナ「まぁた飲んでんの?」


『ぴぎゃ!!な、なに、急に戻ってきて……』


ぴぎゃ!!ってw


イザナ「いや、そういえば忘れてたなと思って」


『なにを(チュッへ?』


微かに香る酒の匂い


イザナ「また今度のキス……これからは毎日するから覚悟しろよ?」


『ッ////』


イザナ「じゃ、今度こそまたね」


パチッ


あれ?オレ寝てない……よな?それにひなの熱も残ってる……酒の匂いも覚えてる……もしかして夢じゃない……?いやいやあり得ないだろ……そんな非現実的なこと


でもやけにリアルだった……大人びたひなを普通想像できるか?答えはNOだ

もう10年近く会ってないのだから、それもオレを手当てするために一度触れ合ったくらいだ。覚えてるはずがない

やめだやめ。これ以上考えてもネガティブ思考になるだけだ


ムーチョ「?どうした、日本に着くまであと2時間近くあるぞ、眠れないのか?」


イザナ「いや、昔のことを少し思い出してただけだ。気にするな」


斑目「カーカー」


イザナ「獅音のイビキどうにかなんねぇのか?つかヨダレ汚ねぇ」


望月「これは諦めろ」


ムーチョ「鶴蝶、ティッシュあるか?」


鶴蝶「あぁ」


ムーチョ「ん、サンキュ」


とムーチョがヨダレを拭く


イザナ「はぁ、ガキじゃねぇんだからしっかりしてほしいもんだ」


_____日本到着


斑目「んー、腰がいてぇ」


ムーチョ「そりゃ座りっぱなしだったからな」


イザナ「久しぶりの日本だな」


鶴蝶「(なんかちょっとイザナうきうきしてないか?)」

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作者名:ひな | 作成日時:2023年6月19日 18時

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