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ひなside
『その指こっちに寄越して、てか怪我ない?』
潔「怪我はないけど……はい、指」
相変わらず禍々しいオーラ放ってんなぁ
プルルルル
プルルルル
悟「<もしもしひな?どうしたの?>」
『特級に近い一級から宿儺の指発見』
簡潔な情報だけを言うとそれで大体通用する。周りは?マークだろうけど
悟「<マジ?死者は?怪我人は?>」
『誰も死んでないし怪我人もいないよ』
悟「<そっか…ひなも怪我はないね?>」
『もち、私がそっちに行った方がいい?』
悟「<いや、僕が行くよ>」シュンッ
悟「やぁ!で?宿儺の指は?」
『ん、これだよ』
悟「相変わらず禍々しいねぇ」
久遠「あ、あの、宿儺の指ってなんですか?」
『アンタらが知る必要はない』
久遠「で、でも!((『うるせぇんだよ、こっちにも事情があんだ、そんなこともわからないわけ?これだから猿は困るよ(圧』
悟「ひな、傑の口癖が移ってるし口調も前に戻ってるよ」
『っといけないいけない。気を付けないとね』
士道「ひなちゃん……お願いだから急に飛び出すのやめて……心臓がもたない」
あちゃー心配かけちゃったなぁ
『龍聖ごめんね、でもいつ死んでも可笑しくない……そんな状況の中でも戦ってるんだ……
それだけは許してほしい……心配かけて本当にごめんね?』
背伸びをしポンポンと頭を撫でる
士道「ッッ俺の目の前で死なないって約束して!!じゃねぇと俺離れねぇから!!(ポロポロ」
ぎゅうっと泣きながら力一杯抱き締めてくる龍聖
苦しくはなく心地いい
でも抱き締め返すことはできない……私は掟とは言え人を殺めてる身だから
悟「ひな」
『!』
悟「抱き締め返してあげなよ、ひなの幸せが僕らの幸せだからさ(ニコッ」
『ッ』
ぎゅっ
『約束する、龍聖の前で死ぬなんてそんなことしない。絶対に…それに私は特級だよ?そんなに簡単に死ぬわけないじゃん!だからさ、泣かないでよ。龍聖』
士道「ッッ泣いてないし!!」(ゴシゴシ
『乱暴に拭ったら目ぇ赤くなるよ』
するりと龍聖の頬を親指の腹で撫でてやると猫のようにすり寄ってくる龍聖、すべての行動が愛おしく感じてしまう
『これからは私が守ってあげるからね』
士道「え……」
『だって龍聖、目ぇ離したらすぐ喧嘩売るじゃん笑
その度に呪霊連れてきてさ危なっかしいんだもん、だからこれから一生私に貴方を守らせてください』
と跪き左手の薬指に噛み跡を着ける
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一猫 - 愛ちゃん凸凹のない身体って遠回しにAカップって言われてて草 (3月10日 1時) (レス) @page1 id: f2deaec78f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひな | 作成日時:2023年5月9日 16時