イザナの妹は宮城に行くそうです (ページ3)

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にー！ページ3

ひなside

時は過ぎ春、今日は青葉城西の入学式だ
正直言ってめんどくさい、オレの目的はあくまでもバレー部のマネージャー……勉強なんてどうでもいい

なんやかんやで入学式は終わり教室で自己紹介をすることになった

国見「国見英、好きなものは塩キャラメル、バレー部志望です」

コイツもバレー部か、、覚えておこう

先生「次、黒川さん」

『黒川ひな、好きなものは本やルービックキューブ、分析等。バレー部マネージャー志望だ』

ｻﾞﾜｻﾞﾜ

「え、あの娘マネ志望？やばぁ(ｺｿ」

「どうせ及川さん目当てでしょ(ｺｿ」

『文句がある奴は正々堂々言ってくれ、コソコソされるのは好きじゃねぇんだ』

と睨みを聞かせて言えば静かになった
ふんっこれでいい、元々うるさいのは好かんからな

先生「ぇ、えっと、次！」

困らせてしまったか……まぁいいクラスメートと話す機会なんてほとんどないだろうからな

自己紹介も終わり、それぞれグループを作り始めているがオレにはそんなの関係ない、マネージャーさえさせてもらえれば、とまぁ、そんなことはどうでもいい

今は真正面の国見英という男がこちらをガン見しているのが鬱陶しい

『はぁ、さっきからなんだ？言いたいことがあるならさっさと言え』

国見「いや、及川さん目当てかどうか確かめてた」

『及川……あぁ、セッターの』

国見「そう、セッターの。興味は？」

『それは分析対象に入るかということか？』

国見「その様子だと及川さんに興味はないみたいだね、よし、体育館行こうか」

『嗚呼』

？「おーい、国見ー」

？誰だ？というか個性的な髪型だな……まるでらっきょの様だ

？「えっ、女子？もしかしてマネージャー志望？おい、国見！大丈夫なのかよ！」

『おい、らっきょヘッド。少々失礼じゃないか？』

？「お前の方が断然失礼だわ！！！！」

『うるせぇよ、後ろから膝カックンすんぞ』

？「なにその地味な嫌がらせ！！それにオレは金田一勇太郎だ！！」

長いな

『ふむ、勇でいいか、さっさと体育館行くぞ勇、国見』

ｸﾞｲｯ

『……なんだ』

国見「オレも名前で呼んで」

？

『はぁ、そんなことか。英でいいか』

国見「ん、早く行こ」

お前が止めたんだろうが、満足そうな顔しやがって

数分歩き更衣室で別れ体育着に着替え体育館に入るとすでに数人女子が集まっていた、が体育着で来たのはオレだけのようだ

？「はーい、集まったね、主将の及川さんだよ☆」