15 ページ16
マイキーside
心配そうにこちらを見上げるひな
危機感って言うものをもう少し持たせないとなぁなんて考えつつひなの頬に手を当てる
小さく柔らかそうな唇はオレにとっては凄く魅力的で今にもキスをしてしまいそうだ
『万次郎さん?』
オレの手に自分の手を合わせながら「なにか気に触ることでもしてしまいましたか?」と言って不安げに見つめるひな
マイキー「んーん、ひなが悪いんじゃないよ、だから心配しないで、ね?」
と親指の腹で頬を撫でる、すると擽ったそうに目を細めすり寄ってくるひな、なんだか凄く可愛く見える……なんだこれエフェクトでもかかってんのか?
『???』
じゃあなんでって顔してる、可愛い
マイキー「ココに嫉妬したって言ったら子供っぽい?」
『へ?嫉妬?』
マイキー「うん、嫉妬。誰にもひなは触られたくないの、オレだけのひなになって」
『初日でも言った通り僕のことを買ったのは万次郎さんです。だから僕はアナタのモノですよ?』
マイキー「違う、ひなの思ってるオレのモノになるって意味とオレの思ってるのは違う……オレの思ってるのはもっと重くて苦しいもんだ」
ぱちくりと瞬きを数回してオレに微笑み『そっか』とくしゃっと笑った
マイキー「笑うところじゃねぇんだけど……(ムスッ」
『ふふっすみません。僕こうやって求められたことないから……ちゃんと理解できなかったんです、ごめんなさい。そしてありがとう、僕なんかに想いを向けてくれて……感謝してもしきれません』
なんて優しい顔で優しい声で言うものだから少し動揺していまうのと同時に愛おしいという感情が混ざり合う
『すみません、困らせるつもりはなかったのですが……』
マイキー「困ってなんかないよ、ちょっとびっくりしただけ……だから謝らないで?」
『コク)』
コンコン
三途「マイキー、三途です。車の御用意できました」
マイキー「わかった、今行く。ひな、行こ」
『あ、はい』
と手を繋ぎながら立ち上がる
小さくて細い手は少し力をいれてしまえば折れてしまうんじゃないかと思う
しっかりした栄養取らせないとな……オレが言えたもんじゃないけど細いし白すぎる、栄養が偏ってる、なのにこのスタイルってある意味すげぇけど…
『??どうかしましたか?』
マイキー「…なんでもねぇよ」
と言い三途と合流し車の停めてある正面玄関へと向かう、ひなのことだからどんな服でも似合うだろうなぁ
46人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ANA - とっても面白いです!体調に気をつけて頑張ってください! (8月19日 22時) (レス) @page18 id: d458a1be93 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひな | 作成日時:2022年11月2日 12時