噂の鬼さん (ページ4)

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蘭side

仕事も終わり鬼灯の部屋へと向かう

ｺﾝｺﾝ)『鬼灯……蘭だ……』

ガチャ

鬼灯「いらっしゃい」

『失礼する……』

鬼灯「蘭さん」

とハグを求めてくる鬼灯。私は迷わずに飛び込んだ

鬼灯「お面外してくれますか？」

『ｺｸｯ)』

ｼｭﾙｯとお面の紐をほどきお面を取る

鬼灯「いつ見ても美しいですね……」

額、頬、口へとキスを落とす鬼灯

鬼灯「蘭さん。愛してますよ」

『私も……愛している……』

私たちは恋仲だ
それを知ってる者は今のところいない。私が面を着けてるのもあるが……誰も私たちが付き合っているなんて思いもしないだろう

鬼灯「今日は私の抱き枕になってもらいますよ。いつもは蘭さんに無理させてしまっていますし……私もそんな性'欲お化けではないので」

『そうか……今日はよく寝れそうだ……鬼灯といると心が安らぐからな……』

鬼灯「そうですか、よかった…さ、寝ましょう。来てください」

『嗚呼』

鬼灯の横に寝転ぶとギュッと抱き締められる……鬼灯は秒で寝てしまった

私も瞼がどんどん下がっていき眠気がくる

『おやすみ……鬼灯』

チュッと鬼灯の額にキスをして眠りについた

＿＿＿＿翌日

朝……鬼灯はまだ寝ている……起こした方がいいだろうか……

仕事に遅れるのもいけない……起こすとしよう

『鬼灯……鬼灯、朝だ……起きろ』

鬼灯「あ？」

『早く起きろ……仕事……遅れる……』

鬼灯「あぁ、そうですね。準備をしましょう」

身支度をしてお面をつける。最後に軽く服装を整える

鬼灯「準備はいいですか？」

『嗚呼……行くか……』

鬼灯「えぇ。怪我のないようにお気をつけて」

『鬼灯も……無理はしないように……』

鬼灯「はい」

しばらく一緒に歩き途中で別れる

『全員そろったな……今日も徹底的にやるぞ……気を引き締めるように……』

「「「はい！！」」」

杏莉「ら、蘭様！！ご指導してもらいたいのですが……」

『わかった……女の亡者で特訓しよう……今日新しく来た亡者だ……少し生意気だが……少し頑張れば黙らせることができるだろう……』

亡者「は、離しなさいよ！！」

『重い器具は使いづらいだろうけど……慣れるのも大切だ……』

と少し重め(普通の鬼からしたらクソ重い)のハンマーを渡す

杏莉「重っ！！」

『落ち着け……取り敢えず頭を潰してみろ……』

杏莉「うぅ……」

杏莉にはちょっとこの武器は重すぎたか……？