あと何回死ねばいいの？ (ページ3)

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メイドside

ﾒｲﾄﾞ「セツナ様は」

『ん？』

ﾒｲﾄﾞ「セツナ様は優しいんですね……」

『優しい……？』

と首をかしげるセツナ様

『これくらいどうということはないと思うけど……ま、なにかあったら頼りなさい。ここにいるメイドたちは直ぐ溜め込むからね』

なんて優しく頭を撫でてくれる
セツナ様は不思議だ。声を聞くだけで癒される

チラッと時計を見るセツナ様

『そろそろ仕事に戻った方がいいわ』

ﾒｲﾄﾞ「あ、はい！」

ﾒｲﾄﾞ「あの、ありがとうございました」

『ん、いつでもおいで』

「「失礼しました」」

ﾊﾟﾀﾝｯ

ﾒｲﾄﾞ「なんというか拍子抜けですね」

ﾒｲﾄﾞ「そうね。冷たい方だと思ってたけど……意外と優しいのね」

と長い廊下を歩きながら談笑する

ﾄﾞﾝｯと誰かとぶつかる

ﾒｲﾄﾞ「も、申し訳ありません！！」

運悪くぶつかったのはラブ様だった

ﾗﾌﾞ「あら、ごめんさない？邪魔だったからついね」

と上から見下ろされる

ﾒｲﾄﾞ「ﾋｭｯ」

この人は怖い。私たちには冷たい目線を向ける。私たちを"道具"としか見てない

ﾗﾌﾞ「躾が必要かしら」

ut「ラブちゃーん」

ﾗﾌﾞ「あ！鬱様～！今日のところは見逃してあげるわ、さっさとどっか行って」

ﾒｲﾄﾞ「ｯはい……」

ﾒｲﾄﾞ「……失礼しました」

やっぱりあの人は怖い……

ﾒｲﾄﾞ「大丈夫？」

ﾒｲﾄﾞ「はい……」

ﾒｲﾄﾞ長「2人とも大丈夫？顔色が悪いわよ？」

ﾒｲﾄﾞ「め、メイド長……」

ﾒｲﾄﾞ「その……ラブ様って昔からあんな感じなんですか？」

ﾒｲﾄﾞ長「あぁ……ラブ様ね……昔から我が儘でね。正反対に姉のセツナ様は優しくて慈悲深い……本当に血が繋がっているのか疑うわよね？

あまりラブ様の気に触る様なことはしないこと。いいわね？」

「「はい」」

メイド長ですらそう言うんだから気を付けないと……

＿＿夕飯

セツナ様以外のみなさんは揃った食卓

gr「全員いるな。それでは、いただきます」

全員？セツナ様は？

「「いただきます/！」」

とみな様はセツナ様がいないのを気にせず食事を楽しむ

ﾒｲﾄﾞ「あ、あの……セツナ様は？(ｺｿｯ」

とみな様に聞こえないように隣の先輩に聞く

ﾒｲﾄﾞ「セツナ様はいつも部屋で召し上がるのよ(ｺｿｯ」

？なんでだろう……みなさんと食べればいいのに……