性悪悪女？ヒロインなんかよりよっぽど楽じゃない？ (ページ9)

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ゼロside

ﾗﾌﾞ「お姉様！私綺麗？」

『えぇ。とても綺麗よ。さすが私の妹ね、白がよく似合ってる』

今日はグルッペン様とラブの結婚式だ

ﾗﾌﾞ「ねぇ……お姉様」

『なぁに？』

ギュッと抱き締められる

ﾗﾌﾞ「大好きよ。お姉様」

『私も大好きよ……さて！そろそろ時間よ！行きましょう？』

ﾗﾌﾞ「うん！緊張するなぁ……」

『2人ならきっといい家庭を作れるわ』

「新婦の入場です」

ラブの隣を父上の変わりに歩む

『貴方ならきっと大丈夫。』

と最後に笑って送り出す

＿＿＿＿

10年後

ﾄﾞﾀﾄﾞﾀ

？「ゼロ様～！！」

ﾗﾌﾞ「こら！走っちゃダメって言っているでしょ！！」

『どうしたの？"レオ"』

レオはグルッペン様とラブの子供だ

レオ「これ！俺とゼロ様の絵描いたの！！俺ね、ゼロ様のこと大好き！！だから結婚して！！」

zm「ダメに決まってんだろ」

と私の隣に立つゾム

ﾗﾌﾞ「なに言ってるの、レオ。お姉様は」

ht「ゼロちゃん。薔薇持ってきたよ！体調はどう？」

ﾗﾌﾞ「ひとらんらん様と結婚なさってるんだから」

レオ「(￣□￣;)!!ｶﾞｰﾝ」

os「元気な赤ちゃんが産まれてくるといいめぅ～」

ht「楽しみだなぁ」

と優しく私のお腹を撫でるひとらん

性悪悪女でも幸せになってもバチは当たらないでしょう？こんな私でも愛してくれる人がいるのだから

フワッと暖かい風が吹く……まるで祝福してくれているかのように……

＿＿＿＿
神視点

神「いやぁ、まさかバットエンドじゃなくハッピーエンドで終わりを迎えたのこの子が初めてだね～」

天使「今までの人間は私利私欲のまま動いてましたからね。彼女のような結果は初めてです」

僕は性悪悪女が好きだった。だから死ぬというバットエンドを変えたくて死んだ人間を転生させてきた

ようやく願いが叶ったが……まさか子供を宿すとは思わなかったなぁ……

神「よかったね。ゼロちゃん、いや"颯ちゃん"と言うべきかな？」

天使「神様性格悪いですね」

神「え？なんて？」

と天使の頭を力いっぱい掴む

天使「いだだだだ！！ごめんなさい！！なんでもないです！！」

神「よろしい」

でもまぁ……

神「認めざる終えないんだよね～……性悪悪女を幸せにさせるまで人間の魂を使ったんだから……僕こそ本当の悪役なのかな」

天使「自覚あるんなら頭掴まなくてよかったんじゃないですか？」

神「ん？」

天使「ﾅﾝﾃﾞﾓﾅｲﾃﾞｽ」