性悪悪女？ヒロインなんかよりよっぽど楽じゃない？ (ページ7)

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ゼロside

ﾗﾌﾞ「お二人とも洗脳されているのですか？可哀想に……私が側にいますからね！！」

嗚呼本当に頭の回らない子ね

gr「証拠を見せてみろ。そしたらゼロのことを少しは信用してやってもいい」

kn「っそれは」

os「……これなぁんだ」

tn「ボイスレコーダー……？」

あら、いつの間に……

ピッとボイスレコーダーから声が聞こえる……ラブの声だ

《ﾗﾌﾞ「邪魔！！とっとと何処か行って！！視界にも入れたくないわ！！」》

《ﾗﾌﾞ「お姉様の歪んだ顔が見たいの。嫌がらせしてきなさい！」》

os「写真もある」

と机に写真をばらまくオスマン
どれも花瓶を割ったりメイドを叩いたり等見るに耐えない写真ばかり

ﾗﾌﾞ「あ、み、見ないで！！」

gr「ラブ……お前……」

『ねぇ、ラブ？今まで楽しかったかしら？』

ﾗﾌﾞ「お、お姉様……ごめんなさい！！本当にごめんなさい！！お姉様の顔見たらどうしても不幸せにしてやりたいって……お姉様の涙は綺麗だから……！」

ut「そんなことで……俺らのこと騙してたんか」

ﾗﾌﾞ「そんなこと？そんなことですって？！お姉様は美しいのよ？！泣いた姿なんて特に美しいの！！

私の嘘に騙される貴方たちが悪いのよ？！」

「「「……」」」

ラブを覚めたような瞳で見つめる一同
私はなるべく優しい声を出す

『ラブ』

ﾗﾌﾞ「お、お姉様……お姉様ならわかってくれるわよね？血を分けた姉妹だもの！」

パシッとラブの頬を叩く

ﾗﾌﾞ「え……？」

『貴方は本当に頭が回らないわね。愛しい愛しい私の妹……哀れでかわいい私の妹』

ニコッと笑みを浮かべる

ﾗﾌﾞ「なんで……なんでそんな幸せそうな顔をするの？」

訳がわからないと言う顔をするラブ

ht「ゼロちゃん」

『ひとらん……』

ひとらんはスリッと私の頬を撫で黒薔薇の髪飾りを私に着ける

ht「やっぱりゼロちゃんには薔薇が似合うね」

『ふふ、ありがとう』

「「「ﾄﾞｷｯ)」」」

ﾗﾌﾞ「あ、あぁ、あ"ぁぁぁあ！！なんでよ！！なんでそんな顔するわけ？！許さない！！お姉様は歪んだ顔が一番美しいのに！！」

zm「わかってねぇな。笑った顔の方が断然いいのに……」

os「そうそう。かわいいめぅ～」

『ふふ、おだて上手ね。オスマン様』

ﾗﾌﾞ「どうすればいいの？どうすればお姉様は絶望する？」

『はぁ……ラブ』

ﾗﾌﾞ「ッなによ」

『貴方愛情表現下手ね』

ﾗﾌﾞ「は？」