性悪悪女？ヒロインなんかよりよっぽど楽じゃない？ (ページ5)

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コネシマside

『そもそもなぜ私があの子のことを悪く言う必要があるのですか？』

kn「お前がラブに嫉妬したからやろ！！」

『嫉妬？私が？冗談はやめていただけます？私は貴方たちに興味ないの。ほんの1ミリもね』

興味ないなんて嘘に決まっとる。本当はチヤホヤされたいんやろ、仲間に入れて欲しいんやろ？なのに＿＿

『本当呆れるわ』

なんやねん。その冷めた目は、真っ直ぐで俺の心を見通してるようで少し足がすくむ

『そもそも私はあの子より劣ってる部分あります？』

礼儀、男の立たせ方、観察力、立ち振舞い、すべてラブより上……あれ？俺たちってラブのどこに惚れたんやっけ……？

ラブは可愛くて愛嬌がある。でも礼儀を知らない……あまり空気を読むのも得意じゃない……

kn「……ｯ」

『無言は固定と見なします。出ていってください』

kn「ﾁｯ……許さへんからな」

はいはいと流される。証拠集めなアカンな……

zm「おい」

kn「ん？ゾムやん！どした？」

zm「そのうち痛めみるぞ」

？？

kn「どういう……」

zm「忠告。じゃあな」

変なゾムやなぁ……

ﾗﾌﾞ「ーー！！なんでこんなことも出来ないの！！」

ﾊﾟｼﾝｯとメイドの頬を叩くラブ

kn「……え？ラブ？」

ﾗﾌﾞ「そうだ！命令よ！！お姉様の食事に毒盛ってきなさい！」

毒？！

kn「おい！！どういうことや！！」

「こ、コネシマ様……」

ﾗﾌﾞ「え？ぁ、い、いつからそこに……」

kn「もしアイツが死んだら殺人やで？！死ななくても殺人未遂で牢屋行き……人の命なんやと思っとんねん！！」

ゾムが言ってたのはこういうことか？ラブはアイツのことを姉と思っとらん。自分を立てるだけの道具だとでも思っとんのか？！

ﾗﾌﾞ「ち、違うんです！！お姉様に脅されて……本当はこんなことしないですよ？コネシマ様、信じてください(ｳﾙｳﾙ」

《zm「忠告。」》

kn「俺はもうお前を信じれへん。アイツは……ゼロは賢いやろうから自分が苦しい思いする選択はせんはずや」

ﾗﾌﾞ「ｯｯ」

kn「見損なったわ」

と背を向けてその場を去る。

kn「……」

ゼロの部屋に戻ってきてしもうた……
謝ろう、許されることちゃうけど……それでも謝りたい

ｺﾝｺﾝ)『どうぞ』

kn「……」

『なんの御用です？まだ文句でも？』

「ゼロ様私の後ろに……」

『大丈夫よ。それで？』

kn「すまんかった！！！」

『……え？』