性悪悪女？ヒロインなんかよりよっぽど楽じゃない？ (ページ3)

今日:11 hit、昨日:30 hit、合計:5,034 hit

2 ページ3

ゼロside

『あの子のところ行かなくてよろしいのですか？』

zm「……俺アイツ無理。香水付けすぎ、ベタベタ触ってくるし……なによりあの甲高い声が苦手」

まぁたしかにゾム氏いつもラブがいるとき気配消してるもんなぁ……

『私といると文句言われるんじゃないですか？』

zm「お前といる方が楽だ。それにお前メイドたちに迷惑かけないで１人で物事解決してるらしいやん」

『１人でできることをわざわざ手伝ってもらうほど不器用じゃないので』

zm「お前って実は性格いい？」

『さぁ？どうでしょうね』

なんてはぐらかす。取り敢えずゾム氏は味方か……

ht「ゼロちゃん、お待たせ」

とひとらんが来たとたん逃げていくゾム氏

『そんなに待ってないわ』

ﾗﾌﾞ「ひとらんらん様～待ってくださいよっ！」

「『ﾁｯ』」

gr「ここに開けた場所があるとは……」

ﾗﾌﾞ「あの！私も今度から一緒にお茶しませんか？(ｷｭﾙﾝｯ」

ひとらんは顔を歪める

ht「ゼロちゃんとの秘密の場所だったのに……」

ﾗﾌﾞ「わ！この椅子？素敵！！」

と私が木々で作ったハンモック状の椅子に雑に座る。その反動で木に不可がかかりそのまま千切れてしまった

ﾗﾌﾞ「きゃ！」

gr「大丈夫か？！」

あーホントうるさい……

gr「ｷﾞﾛｯ)お前がまたやったのか？」

いや、飛び火ー！！！

『はぁ……あんな雑に座るからですよ。優しく腰掛ければ壊れることはありません。もしくは体重が重すぎるかですね。壊れるとしたら』

ﾗﾌﾞ「お姉様は私が重いって言いたいんですか？」

『可能性の1つを上げたまでよ。重いだなんて一言も言ってないわ』

ピリッと空気が重くなる

『はぁ……ひとらん。お茶はまた今度にしましょう』

ht「……わかった、伝書鳩飛ばすね」

『ええ。じゃあまた今度(ﾆｺｯ』

「「ｯ！」」

最後の最後まで手は繋がれたままだった。スルッと離れる温もり

gr「(笑った顔……はじめてみた)」

ht「(やっぱり綺麗だなぁ……)」

ﾗﾌﾞ「～～！！(なんて美しいの？！)」

『ただいま戻りました』

ﾒｲﾄﾞ「ゼロ様！！お帰りなさい！！」

ﾒｲﾄﾞ「ゼロ様ぁ～！聞いてくださいよ～！！」

『どうしたの？』

なんてメイドの頭を優しく撫でてやる

ﾗﾌﾞ「ちょっと！！お姉様には挨拶しといて私にはなにもないわけ？！」

ﾒｲﾄﾞ「も、申し訳ありません……」

gr「落ち着けラブ」

こう言う時は役に立つのよね～