何度生まれ変わっても君を探し出す (ページ2)

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始まりは＿＿ページ2

ひなside

！！ヤバい！！このままでは鶴蝶が！！

間に合え！！

ﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝ

『ｹﾞﾎｯｺﾞﾎｺﾞﾎ』

ボタボタと血が流れる

鶴蝶「？！ひな？！なんで……」

イザナ「ひな……？」

稀咲「チッ邪魔が入ったか……まぁいい。お前も殺す対象だからな」

『ふふ、死ぬならイザナの腕の中で死にたいわね』

稀咲「よく口が回ることだ。よほど死にたいらしいな。殺してやるよ」

すっと目を瞑る。ﾊﾞﾝｯﾊﾞﾝｯと発砲音がするが痛みはこないだ。うっすら目を開けるとイザナが私の前に立っていた

『ッイザナ……！』

ボタボタと流れる血を無視してイザナの所に向かいギュッと手を繋ぐ

イザナ「ひ、な……一緒に……来てくれるか……？」

『えぇ。もち、ろんよ……！ずっと……ずっと"一緒にいる"んだから……イヤだって言われても……！絶対離さ、ないん…だから……！！』

イザナ「そうか……じゃあまた来世で……」

『えぇ。また会いましょう……？』

と私たちは静に瞳を閉じた

＿＿ﾄﾞｸﾝｯ

ｶﾞﾊﾞｯ

『ﾊｧ……ﾊｧ……夢……？』

いや、あれは現実だった

『イザナも……転生してるのかしら……』

汗をかいたしシャワーでも浴びようかしら

＿＿＿＿

『……着物しかないわね……』

まぁ……着れるから別にいいのだけれど……

ｺﾝｺﾝ)使用人「失礼します。ひな様」

『なにか用？』

使用人「その……お見合いのことで……」

『……相手の名前は』

使用人「く、黒川イザナ様です」

『イザナ……いいわ。お受けして』

使用人「か、かしこまりました！」

イザナは私のこと覚えてるかしら……いえ、覚えていなければ思い出させればいいのよ

使用人「着付をいたしましょう」

『えぇ。お願いするわ』

使用人「こちらの香水を……」

『いらないわ』

使用人「え？」

『聞こえなかった？香水はいらないと言っているの』

使用人「あ……はい……」

＿＿＿＿

使用人「部屋はこちらです」

『ありがと。もう下がって大丈夫よ。貴方最近休んでないでしょ。たまには休息も必要よ』

使用人「あ、ありがとうございます」

『失礼致します。氷河ひなと申します』

イザナ「ひな……おい、お前ら下がれ」

「で、ですが……」

イザナ「下がれ(圧」

「ッはい……」

『ふふ』

イザナ「なんだよ」

『いえ、なんでもないわ。相変わらずねイザナ』

イザナ「お前もな。……抱き締めてもいいか」

『勿論』