才能マンの兄もまた才能マン (ページ6)

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流星side

渚「り、流星くん！次体育だよ、着替えよ？」

『ん、』

のそっと立ち上がる
体育ってなにすんだろ……やっぱり暗殺に関することか？

バサッと体育着に着替える

カルマ「いい体はしてんね」

『まぁ、鍛えてるからな』

＿＿＿＿＿＿

烏間「全員いるな。先ずは爆豪。どれくらい動けるか確かめる……俺にはナイフを当ててみろ」

『殴る蹴るはいいんですか？』

烏間「ナイフが当てられればなにをしてもいい。早く来い」

『じゃあ……遠慮なく』

ドッと地面を蹴りグンッと距離を縮める
鳩尾にめがけて殴りを入れるが流石だ、簡単に受け止められた

まぁここまでは想定内……

それを逆手にとり烏間先生のこめかみに蹴りを入れると少し姿勢が乱れる

＿＿＿＿
烏間side

烏間「くっ！」

本当に初心者か？頭の回転も速い……それに加えこの身体能力……本当に無個性か？

杉野「あの烏間先生に蹴り入れるとか何者だよ」

『やっぱり強いですね』

と俺に攻撃を続ける爆豪……
その顔は笑顔だった

『隙あり』

馬乗りにされ首もとにはナイフを添えられる。気配を消したのか？気付いた時には押し倒されていた……地を這うような殺気……コイツには"暗殺の才能"がある

『どうでした？』

烏間「……強いんだな。なにかしてたのか？」

『いえ、これと言ってはなにも……』

烏間「……そうか」

前原「お前すげぇな！！烏間先生にナイフ当てれるなんて！！」

『そんなに凄いことなの？』

自覚は無しか……

磯貝「二人係でも当てられなかったんだ。凄いと思うぞ？」

『まぁ……たしかに烏間先生強いよね、俺の殴り止めたの烏間先生が初めてだよ……本気出せばよかったかな……』

「「「(更に上の身体能力があるってこと？！)」」」

あれで本気ではないとは……

殺「烏間先生。流星くんはどうです？」

烏間「予想以上だ。ある意味優等生だな」

ｲﾘｰﾅ「強いのね」

烏間「嗚呼。」

アイツはいい戦力になるだろう……

『(そろそろ着替えたい……そして寝たい……)』

気だるげな目の奥には野心が見え隠れしている……

殺「あの時声をかけて正解でしたね」

たしかにそうだが……

烏間「お前が巻き込んだんだ。メンタルケアしろよ、担任だろ」

ｲﾘｰﾅ「それもそうね、なにかと危ういし……ちやんと見てあげなさいよね」

殺「勿論ですよ」

と談笑してる爆豪を見ると年相応の笑顔だ
いつまでもその笑顔が消えないといいが……