人形作家 ページ1
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とある森の奥深くにある大きな古びた屋敷がある。そこには近づくな。そこへ行った者は二度と帰ってこれない。
『なんでも、人形にされてしまうらしいからな』
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その男は多くの人から評価を受けた。ある人は天才だと褒め称え、ある人は呪われていると恐れた。朝から晩まで年中人形作りに夢中になっている人形作家である。驚くほどの熱中ぶりだが腕前は確かである。そんな彼の住む屋敷には彼と数人の彼の世話をする男女がいるだけだった。
「まだ出てこないのか？」
「えぇ、なんでもまた新しい少女を作っているとかなんとか」
「全く、飽きないものだな。俺は怖いよあいつが」
「そんなこと言ってはいけませんよ。確かに恐ろしいほどの熱意ですが技術は確かなんですもの」
「確かにな」
二人の男女は古びたキッチンのテーブルで紅茶を飲みながら話していた。
「あっあのお話もう聞きまして？」
「どんな話だ？」
「なんでも、7歳ほどの女の子がこの近くで行方不明になったらしくて」
「全く、物騒な話だな……この前は13の男の子だったかが行方不明になってたよな。こんな人気の無いところになんの用なんだ」
「本当に、心配ですわね……あら？ この前のあの方の作品ちょうどその年くらいの少年ではなかったです？」
「……いやいや、まさか。そんなことは」
『それでは最新作のお披露目です！ 今回の作品はなんと今までとは違い大人！ 男女二人組です！！ なんとまぁ出来栄えが素晴らしいんでしょうか！ 前回の少女とはまた違った作風ですが今回も素晴らしい！』
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凜音@ねむい(プロフ) - 浜木綿さん» どうもありがとうございます。暇つぶし程度にあげていくつもりですので、目を通していただければ幸いです！ (2021年4月3日 14時) (
レス) id: fec22dbfd3 (このIDを非表示/違反報告)
浜木綿(プロフ) - はい最高 続きをお待ちしています！ (2021年4月3日 13時) (レス) id: 000d45472d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凜音@ねむい | 作成日時：2021年4月3日 11時
