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▽ Side A
「 なあ 、これから俺と遊ばへん ？ 」
こんな地味なわたしに声をかけてきた彼。
わたしを引き止めたその腕が異様に男らしくて
この人に 思いっ切り窒息させられたら
どんなに快感なんだろう、と綻んでしまう自分がいた。
.... だめだ 、そんなことして貰える訳ない 。
そのことは忘れ 、二つ返事でそのまま ホテルへ 。
流されるがまま 身を委ねると、
彼はやはり 女遊びが上手いらしく
女として生まれ持った " なにか " が
電気のように全身にビリビリと伝わってきた 。
でも 、何かが物足りない 。
嗚呼 、あれだ 。
不意に口走ってしまった 。
「 わたしの首を絞めて 」
初対面の人になんてことを言ってしまったんだろう。
唯一の元彼の傷痕がまだ消えていない 。
もう 、後戻りは 出来ないの ？
.
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作者名：ゆうたろう | 作成日時：2017年3月24日 17時
