今日:23 hit、昨日:2 hit、合計:4,895 hit
小｜中｜大
失われる希望 no視点 ページ24
「何が我が子だ。」
そう噛み付くように呟く1人。そんな言葉も上からねじ伏せるように声が飛ぶ。
「そんな口聞いていいの？君の何よりも欲しいものは私が持っているのに。」
「何よりも欲しい？……ははっそりゃあ違うなぁ。お前みたいなのに従うくらいならこの場で死んでもいいくらいどうでもいい。お前らがどんなに俺らを利用しようとしてもだ。」
「そうね、でも彼女は自分の意思で私に逢いに来た。貴方達は微塵も私だとは思わなかったんだろうね、ここでの名前なんて外に使っているわけもないのに。
それでもずっと騙されてここまで着いてきて、それに彼女に話していないのでしょう？
研究者が何人いても私の発明には追いつけない。私は作り続けなきゃいけない。だから
なに？生きててくれたのはこの機械達の証明でしょ？だから貴方達は邪魔なの。ここで死んでもらうね。」
声の攻防が終わったと思うまでもなくその言葉と同時に凍りついた空気が室内を満たす、そして一つ一つ圧縮されるように空気を遮断するモノが消えていく。
目の前で血を流して倒れていく彼らに為す術のない彼女は何を思っているのか動かない。…動けない、かもしれないな。
「A!!おれたちh」
含んでいた凍っていない空気で何とか何かを伝えようとしたのもまた消えていく。面倒なことを言わせまい、彼は少し焦ったのを隠すように嗤う。
「言わせる訳ないだろ…w
さ、いこうかA？」
『みんなは、どうなるの』
「君には関係無い。」
「君
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 22人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
