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田中「 よしっ、ここなら良いか 」
『 中庭…？なんで？ 』
田中「 まだあんま人もいないし、ゆっくり話せるかなって。あそこ、座ろ 」
『 あー、確かにそうだね 』
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あんまり人は居ないけど、やっぱり樹くんは目立つからチラチラ女の子達がこっちを見る。
肝心の樹くんは気づいてるのか、気づいてないのか、全然気にしない様子でわたしを見てる。
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田中「 ね、Aちゃんやっぱモテるべ 」
『 え、モテないよ 』
田中「 俺が入学してすぐ、信じらんねぇくらい可愛い子がいるって噂なってたの知らない？ (笑) 」
『 なにそれ、てかわたしの事じゃないと思うよ 』
田中「 Aちゃんだよ、こっそり見に行ったらシャレになんないくらい可愛かったもん 」
『 …そんなに褒めても、なんにもあげないよ？ 』
田中「 違う違う、こんな事言いたいんじゃなくて、 」
『 うん？ 』
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3回、深呼吸をした樹くんは急に立ち上がって、わたしの前に立つ。
…え、なに？なんだかいつもと違う空気感を察して、変に緊張してしまうし、………期待もしてしまう。
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田中「 ジェシーがいつの間にかAちゃんと仲良くなってて、それ知ってすぐに紹介してもらって、 」
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あぁそうだった。いつの間にか仲良くなったジェシに、紹介したい奴がいるって言われて出会ったのが樹くんだった。
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田中「 中々釣れないAちゃんとか、たまに笑ってくれるAちゃんとか、全部すっげぇ可愛くて、 」
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田中「 …っあー、やべ緊張する (笑) 」
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恥ずかしそうに笑った、と思ったらすぐに真剣な顔をしてこっちを見るから、わたしの心臓が持たなそうで困る。
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田中「 Aちゃんが好きです、俺と付き合ってください 」
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頭を下げて手を差し出す樹くん。ほんの少しだけ、手が震えてた。
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糸山露子(プロフ) - 続きが読みたいです。更新お願いします。 (2023年4月28日 6時) (
レス) id: b4b34b6799 (このIDを非表示/違反報告)
さと(プロフ) - このまま残してほしいです！更新停止中でも途中まで楽しんで読んでるので。更新されるの気長に待ってます〜 (2022年11月13日 16時) (レス) @page32 id: ff5559f7c6 (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - このまま残していただきたいです。更新停止中の他の作品も大好きで時々読み返しています。新作も楽しみにしています。 (2022年11月13日 9時) (レス) @page32 id: b7ec07105d (このIDを非表示/違反報告)
はむはむ(プロフ) - こんにちは、はむはむです。この作品、とても面白くて、更新楽しみにしているので、できれば消さないで欲しいです。よろしくお願いします (2022年11月13日 0時) (レス) @page32 id: 2b371b2a8f (このIDを非表示/違反報告)
h413woman(プロフ) - 私、秋桜さんの書く、年上の女の人好きシリーズ大好きです！！！更新楽しみに待ってますね！他のお話も♡♡ (2022年9月10日 18時) (レス) @page7 id: 9d1cec67ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋桜
| 作成日時：2022年9月1日 9時
