Q. 樹くん、本気？

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田中「 Aちゃんから来るなんて珍しくない？ 」



ジェシー「 名前呼びになってんじゃん！ 」



『 昨日からね 』



森本「 じゃあ俺も慎ちゃんで 」



松村「 それはずるいわ、なら俺も北ちゃんで 」



田中「 ねぇ！お前らうるさい！ (笑) 」



京本「 ほら、A言いなよ 」



『 ……あのね、 』



















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こんなに周りに大男がいると言い難い…でもここで言わなきゃ、多分言う時ないしなぁ。






…よし、言うか



















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「 樹、 」


















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言おうと決意して顔を上げたと同時に、視界に入ったのはついさっきまで樹くんの隣いた女の子。



わたしのことをチラッと見て、樹くんに近寄る女の子はそのまま自然に樹くんと腕をからませていた。

















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「 学ラン貸してくれるよね？今日取り行ってもいい？ 」



田中「 お前絶対汚すべ 」



「 汚しませーん！今日の夜樹の家行くからね 」



















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樹くん以外の大男が一斉にわたしを見ているのが分かる。




肝心の樹くんは、ヘラヘラして女の子に手を振ってる。


















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田中「 Aちゃんごめんね、なあに？ 」



『 いや…やっぱり大丈夫になった 』



田中「 え？ 」



『 てことで大我、よろしくね 』



京本「 うん、A任せて 」



田中「 なんの話？ 」



松村「 樹……ドンマイ 」



森本「 樹、お前が悪い 」



ジェシー「 あーあ樹ってば 」



田中「 え、だからなんなのって！ 」

















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俺への扱い皆雑すぎない！？と、後ろでうるさい樹くんは放っておこう…。


















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