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田中「 なにー、うん、うん、いまぁ？ 」
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ピタ、とインスタを見てるわたしの指が止まった。
…樹さんなんて言うんだろう。
ガキ送ってたとかいうのかな、いや流石にわたしいる前でそんな風に言いたくても言えないよね…。
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田中「 Aちゃん送ってた、ってまって北斗いんの？詰んだー (笑) 」
『 えっ 』
田中「 ちょ、スピーカーにすんね？ 」
松村「 おいAいんの？樹おまえさあ、 」
�眞蓮� おーいAちゃーん！久しぶりー 」
『 あ！�眞呂�ん！ 』
「 えっ誰？ 」
�眞蓮� 北斗の幼なじみ、足怪我しちゃったから樹が送ってたみたい 」
田中「 こーち、北斗いんなら言えってー 」
松村「 俺今すぐ帰るわ、樹Aのこと俺ん家で降ろしていいから 」
「 北斗やば、重 (笑) 」
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イラついてるのがわかる北斗と、久しぶりの�眞呂�んと、初めて聞く男の人の声。
お前らうるさいから一旦切るわ！ と言って、すぐに電話を切った樹さん。
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田中「 北斗がいると思ってなくてAちゃんの名前出しちゃった、マジごめん 」
『 全然！わたしも北斗に言ってなかったのが悪かったから！ 』
田中「 言ってなかったの、なんで？ 」
『 …樹さんに、会いたかったから 』
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なんで？ なんて、分かっているくせに余裕そうに笑って聞いてきた樹さん。
その余裕そうな顔を少しでも崩したくて、思っていたことをそのまま言うと、すぐに両手で顔を隠してしまった。
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田中「 Aちゃんマジやばい、 」
『 やばい？ 』
田中「 うん 」
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田中「 俺も会いたかった 」
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いやこれは推しどころじゃなくて、恋愛感情になっちゃうって！
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作者名：秋桜
| 作成日時：2022年5月5日 15時
