すきです樹くん (ページ8)

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あーーーかっこいい！
わたしに気づかないでスマホをいじってる横顔も、わたしに気づいてへにゃって笑ってくれた笑顔も！

1人で乗ろうとすれば、すぐに駆け寄ってきてくれて手を貸してくれる樹さん。デキる男すぎない？

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『わざわざごめんなさい』

田中「全然良いって、気にしないで」

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この前乗った時も思ったけれど、すっごいいい匂いするんだよなぁこの車…。なんの芳香剤なんだろう。

キョロキョロしているわたしに気づいたのか、どうしたの？と笑いながら聞いてくる樹さん。うん笑顔が素敵。

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『なんかこの車、すごいいい匂いするなーって思って』

田中「そう？芳香剤かな」

『多分…甘いいい匂い』

田中「あ、それ俺かも」

『え？』

田中「それ、この匂いじゃない？違う？」

『っ』

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俺かも、の後すぐに匂いが強くなったから思わず樹さんの方を向くと、目の前には樹さんの横顔。

まってまってまって近いって、心臓の音聞こえてない？大丈夫？これ

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田中「俺だった？」

『いや…ドキドキが勝って匂いなんて分からなかったです』

田中「なにそれ (笑) 」

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他愛のない話をしている時に鳴った、樹さんの電話。
ちょっとコンビニ入って電話でてもいい？とわざわざ確認してくれる樹さん。

聞いててもいいのかな、大丈夫なのかな…
一応聞いてないですよって感じで、インスタでも開こう。

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