すきです樹くん (ページ6)

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松村「 Aにはすぐ行く！って言ったけど、冷静に考えて俺今日車で来てなかったのよ (笑) 」

田中「めっちゃ馬鹿だべ？ (笑) 」

『やば (笑) 樹さんわざわざすみません』

田中「いーのいーの！Aちゃんに会いたかったし」

松村「やめろって」

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久しぶりに見た樹さんは相変わらずカッコよくて、キラキラしてた。北斗が今日車じゃなくて、スーパーラッキー！

中度の捻挫だったわたしは、2週間くらいで良くなると言われて捻挫？ってくらい丁寧に、湿布やらサポータやらでグルグルにされた。

会計しとくから先車いて、と北斗に言われて樹さんと車に戻る。カッコよすぎて目見れないし、流石に2人はドキドキする。

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田中「それじゃ学校通うのも大変じゃん」

『あー、確かに…でも気合いで頑張ります』

田中「迎えなら俺できるよ？」

『え、いやいやいや、流石に申し訳ないです』

田中「全然いいよ、俺がしたいだけだから」

『ええ、でも、』

田中「んは、甘えてよ」

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ルームミラー越しに目が合って、さっきよりももっと早くなる心臓の音。

ね？と優しく言われたら甘えてしまう。
頷くと、樹さんは少しだけ笑ってスマホをいじり出した。

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田中「俺のLINEのQR、Aちゃん読み取れる？」

『えっ、いいんですか？読み取ります』

田中「ん、明日終わる時間分かったら連絡して」

『ありがとうございます！』

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樹とかいてあるアカウントを見るだけでニヤニヤしてしまいそうだから、北斗の前では見ないでおこう。

バレたらうるさそうだからね、アイツ。

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