すきです樹くん (ページ5)

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『いった！』

南波「ちょ大丈夫？！保健室行った方いいよ！」

ジェシー「 A大丈夫？痛そう」

森本「 Aより痛そうにすんなって、ジェシー (笑) 」

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体育の時間、ド派手に転んだわたしの左足首は、見て分かるくらい熱を持って真っ赤になっていた。

南波達に促されて向かう保健室。
いつもより距離が長く感じるのは、ズキズキ痛む左足のせい。

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「わ〜、結構やったね…骨折はしてないと思うけど病院行った方がいいかも」

『いたい〜』

「親御さんは？迎え来れそう？」

『お母さん今日予定あるって朝言ってた… 』

「この後出張あるから病院連れて行けないんだよな〜、待ってね」

『 …あ、幼なじみに聞いてみます、』

「あ、ほんと？そうしてみて」

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A怪我した、迎え来れる?

北斗大丈夫なの?どこ怪我した?

北斗すぐ行く

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いつも返事が早い北斗だけど今日はいつも以上に早くて、笑ってしまう。

保健室の先生に、幼なじみが迎えに来てくれると伝えて、早退届を貰って教室へ行く。

なんとか荷物を持って校門で待ってると、グラウンドから心配そうにこっちを見てるジェシがいた。

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『ジェシ！大丈夫だよー！また明日ね！』

ジェシー「無理しないでよー！」

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大声で手を振れば、ジェシは嬉しそうに手をブンブン振り返してきた。かわいい。(笑)

ジェシに気を取られていたら、いつの間にか目の前に停まってる車。……北斗の車じゃない。てことは北斗じゃない？

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田中「やっほーAちゃん、乗れる？」

『え、え、樹さん！』

田中「あ、待ってちょー腫れてんじゃん、乗れなそうだわ」

松村「俺乗せるから、樹降りなくていいよ」

『北斗もいんじゃん！』

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助手席側の窓が開いたと思えば、サングラスをしているイケメン樹さん！今日もかっこいい、まさか会えるなんて！怪我してラッキー！

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