夢の君とまたここで【３】

王子かよ ページ7

「〜ッ！？ッ！？！？
ぴ、ピケッ///！？」

目を開けた私は、ピケロに守られるように
抱き締められてた

飛んできていたボールは、ギリギリ当たることがなかった

「・・・怪我は？」

「ふえっ！？な、ない・・・デス///」

近ッ！？抱きし！？

わああああああああああああああ！！！！！！

Aはゆでダコのように顔が真っ赤になり
頭はパニック状態である

「ピケロ・・・モウ、大丈夫、ダカラ・・・
ハ、離シテ・・・下サイ///」

「・・・ん」

きっとうまく話せてないだろうけど、なんとか
伝えて離してもらう

「た、助けてくれて・・・ありがとう///

「いいよ、別に。咄嗟に止めただけだし・・・
ふぁ・・・」

「Aっちぃいいいいい！！」

「クララちゃん？わあ！？」

走ってきたクララちゃんに抱きつかれる

「大丈夫！？痛いとこない！？」

「う、うん！全然大丈夫だよ？」

ペタペタむにむに

クララちゃんは私に怪我がないか顔を触って
確かめてる

「ふふっ、くすぐったいよぉ」

「よがっだぁ・・・Aっぢぃ・・・！」

「んむむ、ちょっと強く抱き締めすぎだよ
クララちゃん・・・くるし・・・」

「だっでぇ・・・！」

「ほら、目腫れちゃう。笑って、ね？」

「うん・・・ズビッ」

ハンカチでクララちゃんの目元の涙を拭く

「A殿！アガレス殿！すまないでござる
！！！」

「ゴエモンくん！」

「もー、危なぁい」

「かたじけない・・・」

「ううん、私もぼーっとしてたから・・・
だから気にしないで？」

「Aさん・・・！だ、大丈夫ですか
・・・？」

「ケロリちゃん！うん、大丈夫！ケロリちゃん
こそ怪我はない？」

「は、はい・・・！」

ケロリちゃんの方に飛んでいったもう半分の
ボールは、氷の防壁によって止められていた

ケロリちゃんもすごいな

「おい！投げ返さんか！！」

「サブロくん！もー、ヒトの方にボール投げたら
危ないよ！」

「！？己が悪いのか！？」

「いやいや、そうゆう遊・・・」

「ところで、処刑玉砲ってどんな遊びなの？」

「「「「「「え？」」」」」」

「？」

〜そういう遊びだと説明中〜

「ごめんなさい！！私処刑玉砲がそういう遊び
だと知らなくて・・・！」

「Aちゃん。処刑玉砲って言ったら分から
ないかもしれないけど、要するにドッチボールのことだよ！」

「ど、ドッチ・・・？」

「あっ、それも知らなかった・・・」

このあと、みんなに処刑玉砲のルール説明して
もらった

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