キミじゃなきゃヤダ（inar）

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伊野尾side


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そう言うと、彼は俺の背中に腕をまわして、服をぎゅっと掴んだ。









伊「 だいちゃん ... そんな寂しかったの、？」









ドクン









有「 ... ん、」









伊「 なんで .....？




だいちゃん、俺の事好きなの ..？ 」








ドクン








ドクン









有「 ........ ん、... すき、」









俺の胸に顔を埋めたまま、






弱々しくそう言ったんだ。









伊「 だいちゃん ... 」









有「 ..... すきになったらダメだ、って何度も諦めようとしたのに、なのに、！









..... できないんだもん 、｣








俺はそっと体を離し、彼の目から溢れ出る涙を親指で拭った。









伊「 できなくていいんだよ？





だいちゃん、大好き ... 」









有「 ......... ぅう〜 」





伊「 あーもう ... すぐ泣くんだからぁ 」







口を大きくあけて子供みたいに泣きじゃくる彼。


そんな姿がとても愛おしいなって思う。









有「 なんで ... ほんとに、おれでいいの ...っ？ ｣









伊「 ... も、だいちゃん以外考えられないってば ｣









そう言うと同時に俺にガバッとまた抱きついてきた彼。









有「 ... うれしい、ふふっ夢みたい 」









おれを見上げて、そう呟いた彼に、いてもたっても居られなくなって、そっと口付けした。









有「 ... ん、！」









長い間堪能して、そっと離すと、

息苦しかったのか涙目で







有「 ながい ...！！！もう！！しかも急にやるんだからびっくりするし ... 大体こんな場所で .. 」









顔真っ赤にしながら1人で何かブツブツ言ってる彼は








ほんとに可愛いひと。









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