キミじゃなきゃヤダ（inar）

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有岡side

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目が覚めて、時計に目をやるともう17時。




有「 ふぁあ、よく寝た ... 」






むくっと起き上がると、寝る前の頭のガンガンはだいぶ治まってて。




あぁー薬が効いてくれたんだなあ

って少し感動する








有「 ......... 」








そしたら急に寂しくなって、



いのちゃんなんで側にいないの

今何やってるの、どこにいるの


なんでなんでって、




自己中な考えしか出てこなくて、







いつもよりは重い体を起こして、階段を降りた。









・









すると、キッチンで料理をしている後ろ姿が目に入った。







有「 ..... いのちゃんん、 」








ぎゅうっと、細い体に後ろから抱きつく。







伊「 わっ .. だいちゃん起きたの？」





鍋をかき混ぜてる手が止まる。





有「 ..... 」





伊「 ..... だいちゃん？ 」









有「 ....... 1人にすんなっ、ばか .. 」








恥ずかしながらもボソッと言うと、









くるりといのちゃんがこっち向いて


俺の頭をいのちゃんの胸に引き寄せた。









伊「 ..... あんま可愛いこと言われると、こっちも困るんだけど .. 」









そう言ったいのちゃんの胸に耳を当てると、

心臓の鼓動がうるさいくらい聞こえてきた。







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