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伊野尾side
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伊「 かわいい .. 」
自分で言っておきながら照れて布団かぶっちゃうのをみて、思わず、ポロッと口からでた言葉。
有「 ... 」
そんな彼はずっと布団を被ったままで、
あんまりいじめるのも可哀想だから、「おやすみ」とだけ言って、部屋を出た。
・
・
朝
いつものように起きて、仕事の準備を始める。
けど、昨日の腰のこともあって、だいちゃんが心配だったから、
階段を駆け上がって、そーっと部屋を覗いた。
伊「 ぇ .. だいちゃん? 」
ぐっすり気持ちよさそうに寝てるのを人目見れれば良かったんだけど、
彼は顔をほんのり染めて、荒めの息を繰り返して寝ている。
嫌な予感がした。
伊「 ちょっとごめんね、 」
そう言って、彼の額に手をやると、俺の冷たい手のひらがじわっと一瞬で温かくなった。
こりゃあ .. 熱だな
そう悟った俺は、すぐに会社に休みの連絡を入れた。
有「 ..... ん、い、のちゃ? 」
俺の電話の声がうるさかったのか、だいちゃんの目がうっすらあいた。
伊「 あっだいちゃん、熱あるっぽいよ?大丈夫?」
そう言うと、彼は寝たまま遠くをぼーっと見つめ、
有「 ..... 全然、平気だよ、? 」
伊「 うそつけ 」
有「 .. うそじゃない! 」
伊「 じゃあ、体温計持ってくるから待ってて? 」
急いで1階に取りに行って、少しだけ抵抗を見せる彼の脇に強引に突っ込む。
ピピピ
伊「 ..... ほらぁ、39度もあんじゃん 」
有「 ... 大丈夫だって、寝てたら治るから 。.. ほら、仕事行ってきなよ 」
伊「 今日は休みとった 」
有「 ....... おれのせいで、? 」
みるみる顔が曇って、今にも泣きそうになってるだいちゃん。
伊「 ちがうよ、だいちゃんのせいじゃないから 」
有「 うそ、おれがっ、熱出したからでしょ ...? 」
涙をポロポロと流しながら、「やだぁ、やだ!迷惑かけちゃう、やだ、やだぁ ..... 、」って頭をぶんぶん横に振り回す彼。
熱のせいなのか、思考回路がはっきりしてなくて、少し幼くなっちゃったね、
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だいず(プロフ) - mokaさん» ありがとうございます!!頑張りますね\( Ö )/ (2020年4月3日 17時) (レス) id: 4c547f5bf4 (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - 続きとても気になります!この作品大好きです!更新楽しみにしてます! (2020年4月3日 5時) (レス) id: 307393157b (このIDを非表示/違反報告)
くわずいも(プロフ) - 本当ですか!ありがとうございます!応援してます〜(^^) (2019年12月10日 14時) (レス) id: 5cbdb61fc9 (このIDを非表示/違反報告)
だいず(プロフ) - くわずいもさん» くわいずもさん〜〜!作品ずっと読んでます!(T_T)そんな風に言ってくださるなんて光栄です!頑張ります! (2019年12月9日 21時) (レス) id: 4c547f5bf4 (このIDを非表示/違反報告)
くわずいも(プロフ) - これから2人がどうなるのか、続きがとても気になります!更新楽しみにしてます! (2019年12月9日 20時) (レス) id: 5cbdb61fc9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だいず | 作成日時:2019年11月19日 21時