キミじゃなきゃヤダ（inar）

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伊野尾side


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毎日、０時前には必ず帰ってくるだいちゃんが帰ってこない。






こんなのは初めてで、不安と心配が同時に襲ってくる。




とりあえず、連絡は入れたけど何分経っても返事は返ってこない .. え、どうしよう






仕事場所も店の名前もきいてなかったし、



伊「 なにやってんだ ... おれは 、」








そんな時、




ピコン

“今から帰る”





このLINEでどれだけ安心したんだろう。









・







その数分後


ガチャ






有「 ただいま ... 」




元気とは言えないだいちゃんの声が。






伊「 おかえりだいちゃん、どうしたの！ 」




帰ってくるなり、玄関にヘナっと座り込んでしまう彼に、目線を合わせて聞く。








有「 ごめ .. 今日の客に、激しくされすぎて、意識とばしてた 」







伊「 あっ、そゆことか ... 大変だったね、 」



ほんとに申し訳なさそうな顔で言う彼の頭を人撫でする。







有「 んん ... こしいたぃ 、」




立とうとしただけで、急に腰を押さえはじめちゃうだいちゃん。





伊「 だいちゃん .. 大丈夫？ 」




有「 あるけない .. 」





どんだけ激しかったのよ ...




伊「 はい、のって？ 」




有「 ありがと 」







俺の背中に乗っただいちゃんの体温は温かくて。







帰ってきてくれて良かったって、






本当に思うんだ。




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