キミじゃなきゃヤダ（inar）

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有岡side

・


ああもう！！！

なんなのこの感情 、





胸の奥がきゅってなるの、何これわかんない。






今までなら、1人で家にいるのか心細くて早く仕事場に行きたい行きたいって思ってたし、夜もギリギリまで仕事場にいたけど、


今は違う、早く家に帰りたいって思う自分がいる。







有「 なんなんだよ .. 」







歩いて15分にある風 俗に着いたおれは、

このモヤモヤとした気持ちをかき消すように、今日の客に激しく腰を打ちつけ、思いっきり抱いた。








・









そして23時半に仕事が終わり、帰ろうとすると、オーナーさんから「あれ、今日はやいね？」


なんて言われる。




有「 あー.. 今おれルームシェア的なのしてて。だから、これから早めに帰ります 」







なんか気に障るかな、と思ったけど、

「 あーそうなんだ！有岡くんのアパート古かったしね〜笑 」





普段は仕事について厳しく教えられてきたけど、こーゆーとき優しいオーナーなんです。








そのあと軽く喋ってから、店をあとにして、軽い足取りでいのちゃんが待ってる家へと向かった。









・








ガチャ



少し期待を込めてドアを開けるも、家はシーンと静まりかえったまま。









なんだよ、





そこは「おかえり〜〜！」って来てくれてもいいじゃん







ばか。





・









静かな廊下を通り抜け、リビングまで行くと、テレビをつけたままソファに座って寝ているいのちゃんがいた。




・

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