後輩が今日もカワイイ【yuta.Kishi】 (ページ2)

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後輩ページ2

次の日、俺はいつもみたいに登校をしていたけど、今日は少し違う

昨日の女の子が落としたハンカチを、持ちながら歩いている。

「これなら、いつ会っても渡せるしなっ！」

いつ会ってもいいように、準備万端で、その反面会えなくても会いに行くことになるから、どっちにしろ会える…って喜んでる自分がいた。

「どっちにしろ会えるし…ｯｯしゃっ！」

俺が1人で騒いでると、少し後の方に何か見覚えのある女の子が歩いていた。

「(もしかして…)」

そう思い俺は、その後の所まで走っていって声をかけた

「あ！ねぇ、そこの君！！」
『はい…？…ｯｯ、昨日の？！』

その子は、急に話しかけてきたことには驚かず、俺が昨日の人物だからと理由で驚いていた

「(ちょっと、変わってるな)」

そう、心の中でひっそり笑ったのは内緒だ。

そうしてる間にも、彼女は動揺が収まっていない様子で

それを見て、笑いが少しこぼれてしまった

「はい、」
『え？』

それを、少しでも誤魔化すように、忘れかけていたハンカチをその子の前に差し出した

それを見ると彼女は、“あ！！”っと、分かりやすく反応してくれた

その後は、彼女はお礼を言ってくれた

俺はもう少し、話してたかったけど今日は運悪く日直の為早く行かなくちゃならない

だから彼女には、「俺行くから！」と伝えて俺は学校に走っていった

その時だった
後ろから大きな声で

『先輩！！』

そう叫ぶ声が聞こえた

俺は直ぐにそれに、応答する

そして、その後彼女が発した言葉から、俺のこれからの言動と行動が変わることになる

『昨日の助けてくれた時の先輩表情、カワイかったです！！これから毎日言わせてもらいます！』

彼女は、それだけ言って止まっていた俺を追い抜かして去っていった。

「…カワイイ、、か…ﾁｪｯ…」

「俺には、君のが可愛いと思うんだけどな…」

その言葉を聞いた時、少し心臓辺りが“ズキっ”ってした気がした