9話 ページ10
最後の一口だったラーメンを食べ終わると、終夜はナルトの頭を撫でた。
『我慢して偉かったねぇ』
口をつぐむナルトに終夜はぼんやりと告げる。
『たまにあるのさ、ああいうこと』
『ごめんねぇ』と謝る終夜にナルトはポツリと本音を漏らす。
「最初から、否定してくれればよかったんだってばよ」
少し頬を膨らまして怒るナルトに終夜は笑う。他人に強く言い返せないのは、終夜の昔からの癖であった。
『そう怒らないでよー。ラーメン奢るからさ』
そう言うとキラリと光ったナルトの目に終夜は安心する。
「よっしゃあ! おっちゃんおかわり!!」
「はいよ」と言ってラーメンを作り始める店主と嬉しそうなナルトを見て終夜は微笑む。
少なくとも終夜はこの時間を楽しいと思っていた。
70人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くろ(プロフ) - 一応、題名だけ載せさせていただきます!「【NARUTO】【男主】軽薄な忍─続─」です。18歳以上でしたら、見てくださると嬉しいです! (2017年6月4日 16時) (レス) id: 9ac8b3a805 (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - なぁゆさん» 初めまして! コメントありがとうございます! この小説の続きはあるのですが、内容的にフラグがたっていますので、自力で探していただく形になっております。申し訳ありません。 (2017年6月4日 16時) (レス) id: 9ac8b3a805 (このIDを非表示/違反報告)
なぁゆ - 初めまして!とても面白い小説でした!!楽しく読ませてもらいました^^* 続きとかないんですかね?主人公とカカシのその後の展開がみたいです。 (2017年6月4日 14時) (レス) id: 02b0c2b0fb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:くろ | 作成日時:2017年5月20日 21時