22話 ページ23
『ぐっ……う……』
背中に刺さったのは風魔手裏剣のようで、力任せに引き抜くと大量の血が零れ落ちた。
やっとの思いで終夜が後ろを振り返ると、先程と同じくらいの人数が増援に来ていた。終夜の思考に絶望が混じり、くらりと倒れそうになる。
それでも諦めずに立ち上がると流れるような速さで印を結んだ。
『
手元に溜めたチャクラに得意の雷を混ぜ込む。そのまま地面に叩きつけると、数秒後敵の足元から多数の雷の柱が敵を襲いつつ駆け上がっていった。
駆け上がる雷に巻き込まれた敵たちは倒れこみ、動けなくなる。体が麻痺し、意識を失うほどの電力を受けたことで戦いは不可能だろう。
後は当たらなかった3割ほどの敵を倒すだけである。
『次は、ないからね』
だんだんと視界が霞んでいく終夜は、怯えきっている敵に向かって再び印を結ぶ。
『
雷を混ぜ込んだチャクラ玉を打ち上げると、次は空から雷が落ちてくる。
遠雷よりもコントロールが効く御雷は的確に全ての敵に当たる。しかし、遠雷より威力が弱く攻撃を食らった敵たちは動くことは不可能だが意識を落とさない。
今にも倒れこみそうな終夜は、ほとんど気力だけで里へと足を運ぶ。
火の国の出入口に着いたところで、終夜の意識は完全に途絶えてしまった。
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くろ(プロフ) - 一応、題名だけ載せさせていただきます！「【NARUTO】【男主】軽薄な忍─続─」です。18歳以上でしたら、見てくださると嬉しいです！ (2017年6月4日 16時) (
レス) id: 9ac8b3a805 (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - なぁゆさん» 初めまして！ コメントありがとうございます！ この小説の続きはあるのですが、内容的にフラグがたっていますので、自力で探していただく形になっております。申し訳ありません。 (2017年6月4日 16時) (レス) id: 9ac8b3a805 (このIDを非表示/違反報告)
なぁゆ - 初めまして！とても面白い小説でした！！楽しく読ませてもらいました^^* 続きとかないんですかね？主人公とカカシのその後の展開がみたいです。 (2017年6月4日 14時) (レス) id: 02b0c2b0fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろ | 作成日時：2017年5月20日 21時
