10話 ページ11
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初めてナルトたちに会った時から数週間が経とうとしていた。
任務が多いのか、カカシたちと終夜が会うことはほとんどない。つまらなさそうに木の枝に座り太い幹に寄りかかると終夜は目を閉じた。
心地よく吹く風が終夜の頬を撫で、髪を揺らしながら吹き抜けていく。
「終夜、依頼だ!」
真下から聞こえてくる声に目を開く。叫んだのは中忍のイルカだった。
『依頼ー?』
ゆっくりと立ち上がり、終夜は木から降りる。
『それ、俺じゃないとダメなの?』
率直な疑問を訊く終夜の言葉にイルカは肯定した。どうやら、上忍にしか頼めない依頼らしい。
『でもさぁ、上忍ならガイとかアスマとかいるじゃない』
『なんで俺?』と問うと、他は既に出払っていると答えられた。そう言われるともう拒否権は無くなったといっても過言ではない。
『……分かったよ。行くさ』
イルカの後に続いて依頼を受けに行く。久しぶりの任務に終夜は首を鳴らした。
依頼は近くの森に潜む忍者の撃退であった。
今分かっているだけで、十数人潜んでいるらしい。一般人も危険にさらされているらしく、早急に対処しろということだった。
聞いた通り、中忍だけでは心細い任務である。
既に集まっていた3人の中忍に混ざって言った。
『よろしくねぇ』
ゆったりとした口調は変わっていない。終夜は額当てを結ぶと4人で出口へと向かった。
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くろ(プロフ) - 一応、題名だけ載せさせていただきます!「【NARUTO】【男主】軽薄な忍─続─」です。18歳以上でしたら、見てくださると嬉しいです! (2017年6月4日 16時) (レス) id: 9ac8b3a805 (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - なぁゆさん» 初めまして! コメントありがとうございます! この小説の続きはあるのですが、内容的にフラグがたっていますので、自力で探していただく形になっております。申し訳ありません。 (2017年6月4日 16時) (レス) id: 9ac8b3a805 (このIDを非表示/違反報告)
なぁゆ - 初めまして!とても面白い小説でした!!楽しく読ませてもらいました^^* 続きとかないんですかね?主人公とカカシのその後の展開がみたいです。 (2017年6月4日 14時) (レス) id: 02b0c2b0fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くろ | 作成日時:2017年5月20日 21時