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20話 ページ21

木の葉の隠れ里に着く頃には、頭痛が増し吐き気も伴っていた。それほどまでに終夜は酒が得意ではない。

だから、色任務だと言われた時に嫌な顔をしていたのだ。

火影に取り戻してきた紙を纏めて渡し、そそくさと帰る。終夜が向かったのは、お気に入りの木の上だった。

幹に寄りかかり、目を閉じる。風のひとつでも吹いていれば心地よく寝れるのだが、生憎今日は無風だった。

終夜は微かに眉根を寄せると無理矢理眠りにつくために動きを止める。そんなことをしても質の良い睡眠がとれるはずもないのだが、構わないといった様子で終夜は意識を落としていった。







機密情報を取り返すための任務を受けてからというもの、何故か色任務が多くなった終夜は里に姿を見せない日々が続いた。

既に女の身体も男の身体も床入りを済ませてしまっていた。それでも毎回任務は完璧にこなしているので流石の一言に尽きる。

次に色任務がきたら断ろうと毎回考えてはいるのだが、いつも押し負けて引き受けてしまう。そんな自分にさすがに嫌気がさしていた。

久しぶりに知り合いに会いたいと考えても、拒絶される恐怖から会えなかった。さらに正直なことをいうと会いにいくのも辛いくらい疲労が溜まっていた。

普通の任務をやりたくないときは断れるのだが、国が関わっているような任務を先延ばしにはできない。女の上忍では何かあった時に心の傷を背負ってしまう。

結局は自分がやるしかないのだ。

終夜はそう考え疲れている身体に鞭を打って、次の任務を受けにいくのだった。



余談ではあるが、この時すでに終夜はカカシとは1年、ナルトたちとは3年ほど会っていなかった。

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くろ(プロフ) - 一応、題名だけ載せさせていただきます!「【NARUTO】【男主】軽薄な忍─続─」です。18歳以上でしたら、見てくださると嬉しいです! (2017年6月4日 16時) (レス) id: 9ac8b3a805 (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - なぁゆさん» 初めまして! コメントありがとうございます! この小説の続きはあるのですが、内容的にフラグがたっていますので、自力で探していただく形になっております。申し訳ありません。 (2017年6月4日 16時) (レス) id: 9ac8b3a805 (このIDを非表示/違反報告)
なぁゆ - 初めまして!とても面白い小説でした!!楽しく読ませてもらいました^^* 続きとかないんですかね?主人公とカカシのその後の展開がみたいです。 (2017年6月4日 14時) (レス) id: 02b0c2b0fb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くろ | 作成日時:2017年5月20日 21時

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