嘘 ページ13
『おはよー、フリーレン』
私は少し気怠げな声色で挨拶した。
いやぁ…、あんな幸せな夢見たの初めてだから途中で起きてしまったのが悔しすぎて。
それに現実じゃなく架空の世界の物語だったのが悲しかった。
思わず気分が落ち込んでしまう…。
フリーレン「…そんな暗い表情して、どうしたの？」
フリーレンがこてんと首をかしげて聞いてくる。可愛い。
またヒンメルのことで迷惑かけたくないしなぁ…。
いつも相談に乗ってもらっちゃってるし。
フリーレンには悪いけど、少し嘘をついて流しとこうかな。
『いや、なんでもないよ！！朝起きたらいきなりベッドから落っこちちゃって…。頭ぶつけてそれがめちゃくちゃ痛かったから今も我慢してるだけ！』
これくらいしか思いつかなかった。
ごめんね、嘘ついちゃって。
フリーレン「…そっか、お大事に。治療はしなくて大丈夫？」
気にかけてくれるフリーレン。優しいね。
『全然大丈夫！！！こんなのすぐに治るよ。心配してくれて有難う！』
がっかりとしている心を押し込めて、にっこりと笑う。
作り笑顔は上手な方だと自負しております。
フリーレン「わかった。」
『うん。今度からは気をつけないとね…』
フリーレン「Aはやっぱり気が抜けてるね」
『なっ、なんだとー！？！？』
フリーレンと話してたら、少し気が楽になったかも！！！
本当に有難う。
『それじゃ、私は用があるからお先に失礼するね！』
これ以上話してたら嘘が見抜かれてしまいそう。
それで迷惑かけちゃうかもしれないから、私は用事があると嘘をついた。
ウッ…！！心が痛い。
不甲斐ない私を許してね…、フリーレン。
フリーレン「うん。わかった、またね」
『またね〜！いろいろ有難う！！ﾀｯﾀｯﾀ』
フリーレン「…何かあるなら話してほしいのに」
Aが去った後、フリーレンは1人でそう言った。
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kaori - 続きめっちゃ気になります！ 更新頑張ってください！応援してます！ (1月13日 23時) (
レス) id: 302fdf7998 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずは(プロフ) - こういう小説求めてました！！ありがたい。すごい面白いですうう！！ (1月9日 14時) (レス) @page13 id: 98d5582489 (このIDを非表示/違反報告)
るむ(プロフ) - ヒンメルうううう好きですうううう。神作ですね。。。 (1月8日 12時) (レス) id: e0de461fc6 (このIDを非表示/違反報告)
みみぃ - 神・・・。がんばってください。きゅんきゅんするぅぅ・・・ (1月8日 11時) (レス) id: 89c2f57556 (このIDを非表示/違反報告)
みゅうあ - 好きです。素直になれないヒンメルが可愛すぎる………………………！！！！！ (1月5日 21時) (レス) @page3 id: 25776c19f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふむぅ | 作成日時：2024年1月5日 18時
