烏野で一番レシーブ上手いのは澤村と西谷だもんね。 ネタバレ含む。 ページ30
「今までは__」
清水先輩がホワイトボートを渡す。
「どのボールに対してもサーブレシーブ4人体制だったが、及川の強烈なジャンプサーブには__二人で対応する。1セット目終盤でもお見合いがあったが、あの超高速サーブを相手にした時 一瞬の躊躇いや迷いが命取りになる。で、レシーブに秀でた西谷・澤村の少数二人で対応しようと思う。練習では一度もやってないフォーメーションだ。でもお前らなら__」
「やれます」
「よし!間に来たサーブをどう取るかは予め決めちまえ!あとは声な!」
「ハイ!」
「あと、さっきもあったがフェイントでゆるく前に落とされた時は他の連中が絶対にカバーだ!」
「オス!!」
「__2セット目のこのローテ……1セット目から少し回してスタートしたのは」
「及川クンのサーブの時に、“このローテーション”を持って来るため…!?」
そうですよ。
「__と同時に、攻撃力の高い二人……坊主はスパイクが打ちやすいレフト位置※後衛からはロン毛兄ちゃんがバックアタックに飛ぶって感じか」
※右利きのスパイカーは基本的に自分の右側から上がるトスが打ちやすい。
疑問に思った氏家さんが滝ノ上さんを見る。
「??」
「及川クンのサーブめちゃくちゃ強くて速いじゃん」
滝ノ上さんが気付いて同意を求める。本当、若い女性好きだね……。
「ハイ」
「今までは4人でそのサーブ取ってたんだけど、大人数でごちゃごちゃ守るより特別上手い二人での守りに切り替えたんだね」
嶋田さんが説明する。
「同時に残りのスパイカーは攻撃にだけ専念する」
「たった二人で守るんですか?」
「ジャンプサーブに2〜3人で対応するのは、トップレベルのチームでは標準ではあるんだよ。ただ烏野がこのフォーメーションやってるのは見たことない……。全く練習したことないんじゃないか……?」
「…………」
「はい、ないですよ。」
「やっぱりか。」
「単純計算だと一人当たりの守備範囲2倍ってことですよね……?今までが4人てことは……」
「デスネ、一人一人に高い守備力が求められマスね。烏養も賭けなのかもな……」
(__及川のサーブで、崩されたりサービスエースで獲られた点は1セット目だけで5点……。最初の西谷を狙ったサーブがあったからまだ少ないものの、あそこでレシーブが苦手な所や選手の間を狙われていたらもっと獲られていた)
二人なら大丈夫!! ネタバレ含む。→←日向以外はそれなりに技術はあるんだよ。←日向に失礼。 ネタバレ含む。
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P.N 影黒 赤美 本名里崎雅美(プロフ) - *_無人_*さん» ありがとうございます!!そう言っていただけて嬉しいです!!私も早く合宿編を書きたいです!!(笑)落ちは楽しみにしてて下さい!!ちなみに、書き終わったらアナザーストーリーとして落ち候補の落ちを書くつもりです(笑)。(鰹節野郎の話なんて書きたくないけど。) (2019年1月25日 7時) (レス) id: 1850aaea1d (このIDを非表示/違反報告)
*_無人_*(プロフ) - この小説本当好きです!早く合宿で木兎さんとの絡み見たいな…笑 オチは誰になるんだろ、気になります。あ、黒尾だったら大歓迎ですよ!更新頑張ってください! (2019年1月23日 22時) (レス) id: 7f57af0fb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:影黒 赤美 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/69925b601b1/
作成日時:2018年11月18日 19時