従兄弟と顔馴染み【ハイキュー！！】【転生トリップ】【黒神組】12

“先輩”の実力 ネタバレ含む。 ページ18

烏野対青葉城西
　11対20

　菅原がコートに入る。

「…………」

「…………？」

　みんな疑問府浮かんでる。

「ハーイ」

「ハーイ」

「ハーイ」

「ハーイ」

「ハーイ」

　菅原は澤村にパンチ、田中の頭を叩き、東峰の背中にチョップ、月島の頭にチョップ、西谷にハイタッチした。

「大丈夫!一本切ってくべー!!」

　菅原の笑顔につられて月島以外の4人も笑った。月島は眼鏡を上げただけだけど。

「おっしゃーーー!!」

「おぉ〜……」

「…………」

「……おー……」

　日向、影山をチラ見した。

「？ 何だよ」

　影山、顔怖いぞ。

「ホラ もーお前 顔怖いんだよ。ハァーーもーーコレですよ」

「元々こういう顔だ!!」

「ピリピリしてよー。あんましゃべんなくなってくしよ〜」

「……？」

　影山、気付いてなかったかやっぱり。

「何か考え込んでんな〜ってのはわかるけど声出さないと何考えてっかわかんねーべよ〜」

「…………。俺声出してなかったか？」

「うん。少なくとも今までのどの試合よりも。まったくよ〜」

(くそ。日向に言われる程余裕無くなってたのか俺は……!)

「全然余裕なかったよー。日向の言う通り」

「マジか」

「マジだよ」

「一本ー!」

「ナイッサー」

「押っせー押せ押せ押せ押せ青城!!行っけー」

「大地、いつもより声出てなかったぞ。主将が余裕無くなってどうするよー」

「あっスマン」

(大地(さん)に説教できんのはスガ(さん)だけだぜ……)

　他校の人がパンフを見る。

「__なぁ 今入った烏野のセッターって__2番…あ 3年だ」

「ゲェー!じゃあ入りたての天才1年にスタメン獲られたんだ!?きっついねー……。かわいそー……」

　思いきり舌打ちする。菅原は進んでポジション争いに行くぐらいコートに立ちたいの!!それにコートに立つ事を諦めた訳でもない!!じゃなかったらあんな相談受けないし!!それに影山程じゃないけどトスは上手いんだからな!!(激怒)

「頼むから連続ポイントは許すなよ〜!」

「でも 今は守備力は一番高いローテだし大丈夫…………と思いたい……」

「大丈夫ですけど。」

「あれ？Aさん何か怒ってない？」

「怒ってません」

「いや明らかに怒ってるよな!?」

「月島」

　菅原が月島に手招きする。

「？」

(この2番の“爽やか君”の実力は全然わかんないけど、練習見た感じは“マジメ”とか“丁寧”って言葉が似合う感じかな。動きも普通だった。取り敢えず、飛雄に比べれば高さは無い)

「岩ちゃんあの2番君がブロックに居るストレートのとこ低いから狙い目」

ホイッスルが鳴った。

「おう」

私もその手よく使ったなー。ネタバレ含む。→←7巻への御案内。

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